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⚠️注意⚠️ ・現パロです ・放浪者ではなく傾奇者 ・傾奇者が人間 ・傾奇者にも名前があります(〇〇表記) ・傾奇者が入院してる ・趣味全開 ・色々適当 ・キャラ崩壊注意
なんでも見れる方のみお進み下さい。
ガラガラ、と音を立てて個室のドアがスライドする。
空
傾奇者
見舞いなんてあの母親が来るはずもない。部屋に入ってくる人間は看護師だけだ。なのに、突然見知らぬ人が入ってきた。
空
傾奇者
やはり母は自分に会う気がない。その事実に傾奇者は落胆する。
空
目の前の金髪の少年は、見た目でいえば年齢は変わらないはずなのに、何故か年上に見える。
傾奇者
空
傾奇者
空
傾奇者
空
傾奇者
人と話すのはそこまで得意じゃなかったのに、何故か彼の前だとすぐに打ち解けることができた。
傾奇者
空
傾奇者
空
腕時計で時間を確認すると、空は少し焦った様子で立ち上がる。
傾奇者
空
傾奇者
空
空がそう返すと、傾奇者は心から安堵したような表情を浮かべる。
傾奇者
それから週に三回程の頻度で、空は傾奇者が入院している病院へ足を運んだ。
傾奇者は、よく自分の話をしてくれた。
傾奇者は心臓病に悩まされており、生まれてから殆どずっと病院で過ごしているそうだ。
母の雷電影はずっと妹の将軍に付きっきりで、傾奇者には会いに来たことは滅多に無いということも。 それでも性格が捻くれていないのは、他人と関わること自体が少なかったからかもしれない。
そして、今日もまた彼に会いに行く日だ。
傾奇者
空
傾奇者
空
傾奇者
空
傾奇者
空
空は持っていたレジ袋から本を取り出し、傾奇者に渡す。 傾奇者がこうして空に本を買ってと頼むのも、恒例行事と化していた。
時には傾奇者が本を読むのを横から黙って眺めるだけだったり……空の行動は、傾奇者にとって少し謎な時もあった。
傾奇者
空
傾奇者
空
傾奇者
空
傾奇者
前からずっと気になっていたこと。彼は非常によく傾奇者の面倒を見てくれている。 だが、友人の子供だからという理由だけでここまで面倒を見てくれるものなのだろうか?
傾奇者は、自分の父親を知らない。もしかしたら、目の前の彼こそが父親なのではないかと疑ってしまったのだ。
空
傾奇者
空
空は、傾奇者の質問になんと返すべきか悩んでいた。
傾奇者
空
傾奇者
傾奇者は、心底ホッとしたような笑みを浮かべ、息を大きく吐く。
空
空
空
傾奇者
同時に、自分に会いたいからという理由だけで来てくれていたという事がとてつもなく嬉しい。傾奇者は心が沸き立つのをなんとか抑える。
空
空は少し顔を赤らめ、照れくさそうに傾奇者から目を逸らす。
空
少し気まずい空気を変えるために、空が他の話題を提供する。
蛍が傾奇者に会いたいと言っていた話や、最近の流行りのもの……他愛もない話をしていると、時間はあっという間に過ぎていった。
そして夕方、病室の窓から見える空がオレンジ一色に染まった頃。
普段であれば、空はもう帰る時間だ。
傾奇者
空
傾奇者
空
傾奇者
空
傾奇者
空
傾奇者
空
傾奇者
傾奇者は毛布を握って、縋るような顔で空の目を見る。
空
傾奇者
空
傾奇者
傾奇者は、自分の胸に手を当てて、静かに一滴だけ涙を流した。
目を閉じ、ようやく恋が実った喜びに浸り……数分して落ち着くと、今度はもじもじと何かを言いづらそうにしている。
空
傾奇者
空
傾奇者の口から飛び出した言葉に、空は困惑する。
そもそも、彼は純粋なものだと思っていた。だが、空にこんなことを言うという事は、自慰行為だったり快楽だったりを知っているということだろう。
空
傾奇者
空
傾奇者
空
傾奇者
傾奇者
空
傾奇者
空
空は傾奇者の下半身にかかる毛布を剥ぐって、ベッドに身を乗り出した。
力尽きたので一旦ここまでです、閲覧ありがとうございました