TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

T0001

…廃棄されちゃうよ。

T4648

廃棄って…

T4648もこの言葉には混乱していた。 いや、当たり前でしょ。

人の殺生がすぐ真横にある、ずっと脳天に銃口を突きつけられてる感じ。

考えただけで呼吸がおかしくなる。

T0001

T4648も殺されたくないでしょ?

T0001

だったら、感情を表に出さないほうがいい。

決定事項のように、拒否権がないように。

そういう感じで伝えるしかなかった。

T4648

………

T4648

わかった。

T4648も納得してくれた、 これで一安心。

だけど、まだ疑問が残っているような顔をしていた。

T4648

でもなんで、そんなこと知ってるの?

…当たり前の疑問か。

T0001

まー。

T0001

僕はチームリーダーだからね。

「チームリーダーだから」知っている。

ただそれだけ。

T4648

………

T4648

そっか。

 

放送

T0001、至急所長室まで。

T0001

T0001

ありゃ。

T0001

呼ばれちゃった、行ってくるね。

T4648

うん。

T4648

話してくれてありがとう。

T0001

いーえ。

T0001

じゃね。

所長室に行く途中

T0001

………

自分でもびっくりするくらい早歩きで所長室まで向かっていた。

これは何で?

ボスに呼び出されたから? いや、違うか。

ボスとは今まで何度も話してる、今更緊張することはないし…

T0001

うーん…

 

T0001

あぁ…

T4648と話したからだ。

「災害兵器」と話した。その存在自体に僕は憧れていたんだ。

特別な理由で他以上に特別扱いされる。

僕のチームリーダーに推薦されたことも全く人のことは言えないけど…

僕は、知らない間にT4648が羨ましいって思ってたんだ。

「災害兵器」以上の理由がある、多分。

初めて会った時のあの物静かで、ちょっと無愛想な佇まいに惹かれてしまったんだ。

彼がかっこいいと感じるようになってた…

…ずるいよ。

 

T0001

………

 

コンコンコン

コンコンコン

ボス

どうぞ。

T0001

失礼します。

ボス

いらっしゃい。

ボス

そんなに怯えなくても大丈夫ですよ。

ボス

とって食ったりなどしませんからね。

ボス

お座りください。

T0001

…はい。

僕が怯えてることバレてる。

相変わらず何考えてるかわからない人だなぁ

ボス

…それで、昨日の実践訓練はどうでしたか?

T0001

えっと…

「怖かった」というのが正直な感想だが、これは僕の感情だから、言ったら廃棄かも。

ボス

やはり、少し怖かったですか?

 

T0001

はい…少し。

廃棄覚悟で恐る恐る頷いてみた。

ギュッと目を瞑ったとき、想像の斜め上の回答が返ってきた。

ボス

ふふっ

T0001

!?

ボス

やはり最初は恐怖を覚えるものですね。

ボス

無理はありません。

ボス

ですが、これ以降感情を出さずにお願いしますね。

ボス

同僚たちにもしっかり伝えておいてください。

T0001

…わかりました。

許された…

T0001

………

いいや!もう聞いてしまおう!

T0001

あの、少し聞きたいことがあるのですが…

ボス

なんでしょう?

T0001

…僕らにとって「街を守る」とはなんでしょうか?

ボス

ほう?

T0001

人を殺めることが「街を守る」ことに繋がるんですか?

ボス

………

あぁ…聞いちゃった。

今も心臓がバクバクしてる。

これも廃棄圏内だよね…

T0001

ボス?

ボス

えぇ、そうですね。

ボス

最初に貴方の質問に答えましょうか。

ボス

答えは「はい」です。

T0001

!?

ボス

ですが、私たちは無差別に人を殺めているわけではありません。

ボス

そこだけはご理解を。

T0001

………

ボス

この街にとって都合の悪い人々に殺害命令を出しているだけです。

ボス

本来、これは誰にも言うつもりはなかつたのですが、

ボス

貴方にだけ特別です。

T0001

ありがとうございます…

人を殺めることが街を守ることに繋がるけど、無差別殺人ではない…

知ったばかりの情報を頭の中で復唱してみたが、意味がわからない。

ボス

武器を置いてください。

T0001

え?

え?武器?

何で?

ボス

武器です、持っていますよね?

ボス

拳銃。

T0001

………

全てを見透かされているようなあの時のボスの瞳が今までで1番怖かった。

T0001

…はい。

 

コト…

拳銃と机が触れ合う音だけが所長室に響いていた。そもそも所長室が静かすぎる。

僕はそのまま両手を挙げる。

これは「降参」の意味。

 

ボス

よくできました。

 

チャキ…

 

T0001

!!!!!

ボスが何処からともなく大きな杖のようなものを出して、それを僕に突きつけた。

…殺意がある目。

僕殺されるの…?

ボス

…絶対、口外しないようにしてくださいね?

ボス

絶対にですよ…?

T0001

………

夢と悪夢と神様と

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

22

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚