テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

あなたまたよ。

またゴミ出しのやつか…

そう変なのよ。

また大量の人形を捨ててるわ

人形を作ってる自営業の
会社の人なんじゃないか?

いいえ。

それは、違うわ

だって自営業のゴミは

シールが貼られてるはずですもの

貼り忘れ?

貼り忘れでも立派な犯罪よ

そ、そうなのか…

ちょっと私もゴミ出してくるわ

やめとけその人が去ってからにしろ

私行くわ

まてまて

不在着信

不在着信

青年

おはようごさいます

お、おはようございます

あ、あの…

青年

はい?

青年

どうされました?

そ、その人形…

青年

ふふ

青年

可愛いですよね

青年

僕の子供たち

いや、その。
ゴミを…ゴミのシールを貼らないと

ダメですよ…

青年

自営業ではありません

い、いや。凄い量じゃないですか。

数えるだけでも20体いますし

青年

僕の…

僕の人形 侮辱するなぁ!!

ひえ!!

男は表情を変える

青年

笑えますねぇ

青年

これは、僕が趣味で作ってるんです

青年

疑わないでくださいよー笑

あ、そうでしたか。

すこしホッとした。

すいませんでした。

疑ったりしちゃって

青年

大丈夫です笑

青年

ところで人形欲しいと思ったら

青年

いつでも言ってください

青年

お子さんとかいらっしゃるなら

青年

差し上げます

本当ですか?!

うち子1人なので

寂しいと思うので欲しいです!

青年

いいですよ!

青年

作っときますね。
これは、作業が捗りそう…

では、完成したらのちほど。

青年

はい。

あなた

大丈夫なのか?!

全然普通にいい人よ

単なる趣味で作ってるらしいわよ

それにしても
あの綺麗な人形に魅了されるわ

特にあの手が綺麗だわ

馬鹿か!

間違ってそんなの貰ってくるなよ

貰うつもりよ!

だってあの子が可哀想じゃない

で、でもなぁ。

あの子いつも1人なのよ。

でも、さすがに

それには賛成はできない

わかったか?
絶対ダメだ

わかりましたよ

翌日の朝

さくら

お人形ほしい!
あの人が捨ててるやつ!

待ってね!もうすぐ貰えるから!

さくら

本当?!

さくら

やったね!

そうね!

お父さんには内緒ね

さくら

はーい!

おはようございます

さくら

おはようございます

青年

おはようございます

青年

お名前は?なんて言うのかな?

恥ずかしそうにさくらは隠れる

すいません

人見知りなもんで

ほら、お名前いいなさい

さくら

さくらです

青年

さくらちゃんかーー!

青年

良い名前だねー!

青年

何歳?

さくら

5歳!

青年

そうか!偉いねぇ!

子供にすごく慣れてますね!

お子さんは??

青年

いません。

青年

でも、好きですね

そうなんですね!

子供好きな人に悪い人いませんからね
凄く良いと思います

青年

あ、そう言えば

青年

これ

青年

差し上げます

あれ、いつものとはちょっと

違う感じですね。

青年

特別に作ってあるので。

青年

また欲しくなったら言ってください

さくら

この残りの捨てる9体のお人形さんは?

さくら

捨てちゃうの?

青年

そうだね。

青年

目的が達成するたびにね。

今日はありがとうございました

青年

はい

さくら

バイバーイ

青年

バイバイ

こっちを見ながら笑顔で手を振る

なんか、気持ち悪いわね。

さくら

変な人だったね

帰ろっか!

さくら

うん!

さくら

ただいまー!

ただいまー

お、おかえり

昨日は強く言ってすまないな

大丈夫よ

あなた今日仕事休み?

そうだ。

ところでその袋なんだ?

これさっき買ったのよオモチャ

さくら

そう!可愛い人形さん!

まさか!貰ったんじゃ!

違うわよ

あんなに言われて貰うわけないじゃない

そうか。

ならいいがな。

深夜テレビを見ていると

あなたこれ結構近くじゃない?

うわ、

本当だな

近いなあぶねーやつ多いな

そうね。
子供には注意しときましょう

そうだな

翌日の昼頃

そろそろ帰るよー

さくら

まだ!

さくら

嫌だ!

だめ!置いてくわよ!

さくら

待ってよー!

母親は帰るふりをして後ろに振り返る

バイバーイ!

さくら

声が聞こえません

さくら?

そして、振り返るとそこには居ません

さくらー!!

さくらー!

どこ行っちゃったの。

青年

さくらちゃん

青年

お兄さんと遊ぼうか

青年

帰りは送ってあげるからね

さくら

嫌だー!

青年

大丈夫だよ

青年

僕が君を救うよ

さくら

やめてー!

青年

暴れるのやめないと人形に

入れる指 傷つくだろ!

グチャグチャ

ポキッポキッ

青年

よしこれでよし。

青年

この子の手の指で
また

青年

10体作ろ笑笑

私の!

私の娘が誘拐されました!

警察

まさか!○○区ですか?!

はい。

おい。捕まえてくれ。犯人を。

お願いします。

警察

安心してください。
犯人は特定できてます。

警察

今日乗り込むつもりです。

あ、お願いします!

よろしくお願いします。

ど、どうか私の一人娘を。

バタンッ!

青年

はや。もうきたのかよ。

青年

ま、来るのわかってから
さくらちゃんは

特別に! 一体に! 全ての指! 入れたけどな!!

ハッハッハ最高だぁー!

警察

警察だ!!

警察

お前を誘拐殺人の容疑で逮捕する

警察

はやくのれ!

待ってください!

君だったのね。

なぜよ。

あの子は?!

あの子は無事なんでしょうね!

青年

はい

青年

青年

さくらちゃん良かったね

青年

最後に会えてね

僕は助けた だけなのに さくらちゃんを。

この作品はいかがでしたか?

23

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚