主@お米ぇぇぇぇ
主@お米ぇぇぇぇ
主@お米ぇぇぇぇ
主@お米ぇぇぇぇ
主@お米ぇぇぇぇ
主@お米ぇぇぇぇ
主@お米ぇぇぇぇ
主@お米ぇぇぇぇ
主@お米ぇぇぇぇ
主@お米ぇぇぇぇ
主@お米ぇぇぇぇ
こいうやつの文字数多い (ノベルからここにしたから…許して)
主@お米ぇぇぇぇ
類
そんな独り言を落ちている花弁を見て呟いた
外はもうじき夕焼けに染まり出す頃、僕は没収された物を取るために職員室に行っていたため少し遅くなっていた。
下駄箱まで行くとやけに外が綺麗に見えて思わず見惚れていたら後ろから聞き慣れた声がした
司
類
類
司
司
類
類
類
『花吐き病』とは、片想いをこじらせて辛い思いをすると花を吐いてしまう病気。
吐かれた花に接触することで感染し、有効な治療法は未だ発見されていない。
遺伝の場合もある。実際、僕は遺伝だった。
花吐き病というその病は両想いになることでのみ完治するとされ、その証として最後に不思議な白銀の百合を吐くらしい。
類
司
類
司
類
類
類
司
類
類
類
司
司
類
司
司
類
司
類
司
類
司
司
類
司
類
類
しばらく歩いているといつもなら別れる場所を通り過ぎていく。
司
もちろん送っていくと彼は言っていたのでまだ彼は僕のそばに居る
類
それが何処と無く嬉しく思った
もう少しで僕の家に着く、もう少しで司くんといる時間が終わる
明日も会えるのにそんな風に考えてしまう
もし司くんが一緒に居たいって言ったらどうしよう、そうだったらいいな、なんてそんな女々しい考えが頭をよぎる
類
司
類
司
類
司
類
類
司
多少引いてくれたようだ
類
分かってるならそんな風にならないのだがな、とまさにその通りだと思えるような言葉を司は零した
司
類
ばたん
類
類
類
喉から何かが込み上げてくる
類
鞄から袋を取り出し、袋を口に運んだすると口からどんどん溢れ出ていく感覚がした
3分くらいだろうか、この苦しさに悶えていた
袋にはは白い小さな花、所々に花弁も紛れている。
花に詳しい僕にはすぐに分かった。リナリアという花だ。
類
花を吐いてしまうようになったのは初めて恋に自覚してからだった。
その時は良かった。苦しい思いをせず、彼に溺れ、期待していただけだった
最初に吐いていたのは紫のライラック、カタクリ、イベリスだった。
初めてのこともあり最初はとても動揺…いや、幼い頃に母親に言われていたので特に動揺しなかっただった。
彼を想って吐いていると言ったら彼に言ったらどんな反応をするんだろうか、などとどうでもいいことを考えていた。
しばらくしてから良く考えれば彼に僕は相応しくないと思い始め、その時からだと思う、彼を想うのがこんなにも苦しくなって行ったのは。
想いが強くなればなるほど苦しくなっているのも感じた。
今まで吐いた花の種類は意外と多かった。白いストック、サンビタリア、シュウカイドウ、紫のパンジー…、おそらく心情に関係しているのだろう。
苦しくても彼に告白する気などない。もちろん、言わなければ言わないほど悪化するのは知っている。
だが、それを知ってても僕は彼にこの事を言って関係が壊れたら、という考えがどうしても頭を過ぎる。
袋には花でいっぱいだ。あと少しで溢れていただろう。少し床に花弁が落ちてしまっている
こんなにも君を想って吐いてもどれだけ苦しんでも君を嫌いになれない、できない期待をしてしまう
類
こんな苦しくなってなかったのに、
それでもどう足掻いたって、
好きなんだ。
司くんのことを。
僕にとっての星で唯一の居場所をくれた光。
どうしようもなく君に溺れている。
君も僕のことを好きだったらな
ずっとそんなことを考えてるとまた 口から花弁がひらりと出てきた。
どうしようもないくらい好きなんだ。
もうやめたい。
頬に通った一筋の熱に僕は気付かない振りをした。
あぁ、もう疲れたな
今は何もしたくない
気分転換しようとスマホに電源を入れる
映っていたのは『天馬司』という名前が上に出ている。最近のトークの履歴が残っていた
ダメだ、このままだとまた彼のことを考えてしまう。
咄嗟に何か違うものを開こうと思った。
画面には『セカイはまだ始まってすらいない』というのが映されている
類
ちょうどいい気休めになると思いその曲をタップした
ワンダーランドのセカイ
類
ミクくん達は今何かしているのだろうか、いつも此処に来ると出迎えに来るけれど今回はその姿を見かけない。
…けれど丁度1人になりたかったから好都合かもしれないと思った
セカイに来たものの特にすることはないので探索でもしようと歩いていた
類
少し探索していると見たことがない場所を見つけた
類
近くにあったが1回もここは見たことがない。
新しい発見だ
もうちょっと暗くなってもおかしくはないが ここは夕焼けだ
けれど、向日葵はどこか優しく、まっすぐ太陽があった場所であろう所を向いている
堂々としているようなところがどことなく彼と似ている
類
青空をバックの向日葵畑が定番だけれど夕焼けの向日葵畑もとても綺麗だ
優しい夕焼けにまっすぐな向日葵
そういえば向日葵の花言葉は『あなただけを見つめる』なんていう花言葉がある
もし、司くんが、誰かを想っていて此処ができたなら、______
____いやだな、ずるいじゃないか、その人は、こんなに優しくまっすぐ見られるだなんて……羨ましい
何を考えているんだ、自分は、と 自己険悪感に浸る
類
まただ。 あの感覚だ。
喉からまた出るような、袋持ってないのに、
類
手遅れだった
口から出たのはアネモネという花だった… 口から出した花の名前がわかった時馬鹿げてると思った
類
ぽろ ぽろ
司
司
彼に見られたら引かれる。 花を吐いているなんて、泣いている姿なんて、きっと、だめだ。見せちゃだめだ。
そう分かっていたのに…振り返ってしまった。
彼は夕日に照らされてとても金色の髪が光っている 、 彼の顔は見れなかった、いや、見ようとする勇気がなかった
司
類
どうしよう気持ち悪いよね。
きっと引いた
司
司
類
思わず声が出た
何を言っているんだろう彼は、
司
司くんが僕の頬に触れて、涙を拭う
類
司くんの行動に驚いて彼の顔を見ると彼は優しい、あの向日葵のような、愛おしいように、柔らかい笑みを浮かべ、壊れ物を扱うかのような優しい、暖かい手で拭うのが不思議で、聞きたいことを聞いた
類
司
司
類
司
類
司
隠しても意味がないと思い、僕はあの病について簡単に教えた。
司
類
想い人本人に唐突に言われて戸惑った。名前まで聞かれたらどうしようかとぐるぐる考えていると彼がこういった
司
突然名前を呼ばれて我に返り彼を見ると寂しい子犬のような表情だった。
類
司
類
司
類
信じられなかった。
彼が、好き、だなんて、ありえないと思っていたんだ。
類
司
司
類
勝手に終わらせようとしないで、
僕も君のことを、どうしようもなく好きなのに
勝手に諦めようとするなんて、だめだ。
そんなの、
終わらせられたくない、
彼を必死で引き留めようとして出した声は情けなくて、
でも精一杯で視界が滲んだ
司
司くん、最初の質問に戻ってるよ、
けどそれよりも今は僕の想いを伝えたい。じゃないと本当に終わる気がするから。
類
ぼろぼろ 涙が落ちる
司
類
類
類
ずっと耐えてきたんだよ。司くん、僕は好きなんだよ、君を。
司
…それって告白の方に言っているのかい?それとも____
司
司
よかった、という安心と共に心が喜びで充満されていた
類
司
類
司
類
頬に司くんの唇が触れる感覚がした
それと同時に僕の口からは白銀の百合がぽん、と1つ落ちた
類
司
類
司
類
類
_____さあ、2人で 1つの花に想いを込めようか
コメント
27件
やばいよやばいよ花になりたい
うあああああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁあああああああ 【神作品】長文失礼しましたm(_ _)m
なんていい話なんだ…泣けてくるぜッッ