現れたのは可愛らしい女の子だった。桃色の髪とダークブラウンの瞳。ちゅるちゅるの長い爪……
どこからどう見ても女の子。血なまぐさくて、泥にまみれるこの呪術界には似合わないそういう子だった。
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もしかしたら硝子と同じように非戦闘員なのかもしれない。というか多分、絶対、確実にそう。
夜蛾先生
可愛らしい転校生
先生に促されて開かれたつやつやの唇からは、やっぱり鈴を転がした音がした。
可愛らしい転校生
人好きのするニッコリとした笑顔。すごいな、雑誌の中から飛び出て来たみたい。仲良くなったら可愛さの秘訣とか教えてくれるかな?
須藤みくる
ハートマークすら付きそうな甘ったるい鈴の音はそんな言葉で閉じられた。
夜蛾先生
須藤みくる
アレンジ済みのふわふわのスカートが風を切る。傑の隣で彼女はことりと首を傾げて微笑んだ。
須藤みくる
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