【BL】配信で煽られたから書いた話

今日の配信は

まさかのBL朗読！

しかも、ポンさんとそーるさんご本人達のモデル作品

だから思った

配信終了後

ちょうど喉が乾いてたから

ゴキュゴキュ…

何も考えずに飲んだ

すると…

そんな気なんて無かった

なのに

人に言われると意識してしまうのは、なぜだろう？

配信中

皆がポンさんを褒める時

いつもTシャツで寒くないのかな？とか

飼ってる猫の話とか

仕事してる姿とか

心のモヤモヤが 晴れないまま

月日は流れ12月に

今日は寒かった

なのにポンさんは今日も半袖Tシャツ

不意に

半年前の配信を思い出した

ポンさんは縦長の箱からネクタイを取り出すと

僕の首に巻き付けた

頬にヒゲが当たって

チクチクする

耳に熱い吐息がかかって、くすぐったい

シュル…シュル…

キュッ

離れた顔が

触れた手が

遠くなる

急に離れがたくなって

思わず抱きついてしまった

ガッチリした首に 腕をからめる

近づいた顔からは

汗のにおいと

整髪料の 爽やかな香りがした

僕に勇気があったら

何か変わったんだろうか？

尊敬とか

憧れとか

そんな言葉じゃ足りないくらい熱い想い

ゴツン

でも本当に痛い…

頭も…胸も…

痛くて、苦しい……

ズルズルとその場に かがみ込む

言い終わるよりも先に

固くて

だけど少しだけ柔らかい モノが触れる

唇に残る熱が

これが現実だと訴える

ポンさんがニヤリと笑う

忘れられる訳ないじゃん

こんなの

顔を引き寄せ、自分の唇を押し当てる

ヒゲが当たるのも気にせず

噛み付くように強く

唇を重ね合った