解決に必要な記憶

そう言ってakは何処かへ電話を掛けて俺に聞こえないように離れた。

その後、外に駆け出して行ったが、すぐ戻ってきた

俺が風の音を聞いているここは、

pーのすけが落とされた崖。

深呼吸をし、

”復讐”の決意を固める

もっと酷い目にあって欲しい、

警察に出すだけなんて生ぬるい。

罪の無い俺の彼女に

ここまでの酷いことをしたのだから。

そうやって何の謝罪もないお前が嫌い

だから俺が……

そうやってpーのすけは震えた声で俺を呼ぶ

その途端、俺が今犯罪に手を染めようとしていたことを実感する。

俺は同じ過ちをしようとしていた。

俺だって、辛さを知っているのに。

その事を理解し、俺は膝から崩れ落ちる。

あーあ、pーのすけは優しいなぁ、

その後もpーのすけは俺と、出来事が起こる前と同じ態度でいてくれている。

俺……犯罪者になりかけたけどね、

……、やっぱり好きだなぁ、

恋愛の方で。

（最終的にはハピエンにするつもり）