テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
心絆
本編は↓↓からどうぞ
外に出ると綺麗な青空が広がっていた
アソビ君は以前、僕がプレゼントした 服やブレスレットを身に付けてくれていた。
幽凪 こなた
僕らは手を繋いで、 横断歩道の信号が青に変わるのを待っていた
苑楽 アソビ
幽凪 こなた
苑楽 アソビ
幽凪 こなた
苑楽 アソビ
そんな他愛もない会話をしている間に 信号が青に変わった
幽凪 こなた
僕らが歩を進めている最中に突風が吹いた
苑楽 アソビ
アソビ君が目を擦っていた時、 ブカブカだった指輪が外れて転がってしまった💍
苑楽 アソビ
幽凪 こなた
アソビ君が踵を返した、 直後だったーーー
ドンッ!!と言う鈍い音の後に アソビ君の身体が吹っ飛んだーーー。
幽凪 こなた
信号は確かに青だった。 なのに…どうして……?
幽凪 こなた
訳も分からないまま、アソビ君のそばに駆け寄った
でもその時にはもう、呼吸が止まっていたーーー
幽凪 こなた
抱き抱えた君の身体は力無く崩れ落ち、 周りには血溜まりができていたーーー。
幽凪 こなた
呆然としている僕とは対照的に 周りからは悲鳴がこだましていたーーー。
暫くすると誰かが呼んでくれた救急車が到着した。
僕はそのまま、同乗して病院へ向かった
病院に到着後、アソビ君はすぐに集中治療室に 入って行ったーーー。
そして今になって漸く、 アソビ君が車に跳ねられて、意識不明の重体であることを把握するーー。
その瞬間から、身体の震えが止まらなくなった
幽凪 こなた
行き場のない怒りに任せて壁を殴ったが、 その音が静かな病院の廊下に反響しただけだった……
やがてその場に警察がやってきて、 簡単な事情聴取を受けた。
どうやら相手は飲酒運転のドライバーで、 アソビ君を轢いた後、 電柱にぶつかって即死だったらしい。
警察が帰った後も アソビ君が戻ってくることはなかった。
幽凪 こなた
動揺を隠しきれないまま、 僕はさんしあ君に電話をかけた。
さんしあ
/s/[storyId]/_components/chat-script-render/op/end-call/assets/call-end.7ffbe621715a9ef9.png)
通話
00:00
さんしあ
僕の様子を察知したであろう さんしあ君から尋ねられた。
幽凪 こなた
さんしあ
幽凪 こなた
ここに来て漸く、涙が出てきた……
さんしあ
そうして、電話は切れた。
暫くすると さんしあ君が駆けつけた。 集中治療室の扉は重く閉ざされたままだ……
さんしあ
さんしあ君の目にも涙がいっぱいだった。
僕らが手を取り合ってから、 どれくらいが経っただろう。
やがて手術中のランプが消えて、医師が出てきた
さんしあ
医師は申し訳なさそうに首を横に振ったーーー。
さんしあ
さんしあ君の泣き声が響き渡る中、僕は彼の身体を支えることしかできなかった。
そこからの記憶は殆どない。 気付いたらお通夜が終わっていて、 明日にはもう葬儀が手配されていた。
縁を切った筈のアソビ君のご家族が 葬儀を執り仕切っていた。
僕は通夜や葬儀への参列、 及び最期の別れを許された。
僕はアソビ君の棺の前に来ていた。
幽凪 こなた
子どものように泣き喚いたところで、 君が起きる筈もなく……
幽凪 こなた
目の前には残酷すぎる現実が押し寄せている……
幽凪 こなた
幽凪 こなた
視界を遮る涙を拭って、アソビ君の顔を見直した。 エンバーミングが施され、綺麗な顔になっている。
その唇に、そっと最後の口付けをしたーー。
あんなに温かかった君の体温は もうすっかり失われていた……
そう……これは僕への罰。
幽凪 こなた
翌日ーーー
僕の願いが届くはずもなく、 アソビ君の身体はなくなってしまった……
幽凪 こなた
よく、僕の帰りが遅いと
苑楽 アソビ
そう言っていつも甘えていた。
あれ?おかしいな。 まだ、君の部屋も服も私物もいっぱいあるのに…… 何でそこに君は居ないの?
……ああ、そっか。 何でもっと早く、こんな簡単なことに 気付かなかったんだろう?
君はずっとそこに居て、 僕のことを待ってくれていたんだね…。
幽凪 こなた
今度はちゃんと守るから
君のことも、君との約束も。
幽凪 こなた
そしたらまたずっと一緒に居られるね。
幽凪 こなた
もう二度と君を離さない。
君を失う痛みに比べたら 僕の身体の痛みなんて一瞬で終わる。
幽凪 こなた
まるで背中に翼が生えたような不思議な感覚……
ほら、君を捕まえた!
アソビ君……また二人で一緒に、
笑い合おうねーーー。
ENDー。
心絆
リイラ
2,492
コメント
3件
天才か??何で君は私の好きなシチュを当てられるんだ??
あおいです🌷 第4話、読み終わりました……。 最初のほのぼのしたデートからの急転直下、心臓がぎゅっと掴まれるようでした。信号が青で、ただ指輪を拾いに行っただけなのに、一瞬で全てが変わってしまう。こなた君の「僕が今日連れ出さなければ」という後悔が胸に刺さります。最後のシーン、生きることを選ばず追いかける決断も、それだけ愛が深かった証拠なんだろうな……切なすぎます。書きながら号泣されたというお気持ち、本当に分かります😢