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俺は女の子が好きだ
この世界に生まれた以上 それはごく普通こことだった
───はずなのに
神崎
朝イチで肩を組んでくる裕翔
透
神崎
昔の話はやめろ
フラグが立ってしまう
教室に入った瞬間 クラスがざわついていた
クラスメイト
振り向いた先に居たのは
黒髪 無駄に整った顔
黒瀬
黒瀬
低音ボイス
透
──5分後
黒瀬
なぜか、黒瀬が俺の前に立っていた
黒瀬
確定みたいに言うな
透
黒瀬
透
何が????
気付けば俺の左右に 神崎と黒瀬が配置されていた
透
透
昼休み
神崎
黒瀬
神崎
黒瀬
透
俺を挟んで 会話が成立している
俺の意思が一切介在していない
透
神崎
黒瀬
透
沈黙の後、神崎が笑う
神崎
黒瀬が首を傾げる
黒瀬
どこがだよ!!!!
その瞬間、理解した
この世界では 俺に選択肢を与えているようで、 全く与えていない
神崎か
黒瀬か
─違う
俺は女の子と恋がしたい
透
朝
神崎
神崎
振り返らない
振り返ったら終わりだ
透
透
走る
校門まで全力ダッシュ
───が
黒瀬
並走してくる黒瀬
⋯なぜ???
黒瀬
黒瀬
透
下駄箱
透
神崎
神崎がしゃがむ
透
透
透
黒瀬
なんだろう
世界が拍手している気がした
教室
担任
今日は席替えだ
透
右には神崎
左には黒瀬
一言で表すと 地獄 だ
神崎
透
黒瀬
透
席替え終了後
俺は後ろの席、窓側⋯死角を選んだ
完璧だ
黒瀬
神崎
左右から声
振り向いたら 神崎と黒瀬が座っていた
なぜ席が増えている??
昼休み
よし、屋上は危険
図書室だ 静かで安全
黒瀬
黒瀬が本を取る
神崎
神崎が椅子を引く
透
分かってた
分かってはいたのに
すかさず、俺は本棚の影に隠れた
放課後
帰宅部、全力疾走
走る
曲がる
裏道
神崎
黒瀬
GPSでも積んでるのか?
透
透
暫くの沈黙後、 神崎が困ったように笑う
神崎
黒瀬がぽかんとして言う
黒瀬
分かれよ!!!!
透
その瞬間、 世界が確信した
逃げる = 追う
⋯フラグが、より強固になるだけだと
俺は悟った
この世界で逃げる事は
ラブコメの基本ルートだった⋯
▶ 次回予告
「 女の子と2人きりになれたら なぜか男2人がドアの外にいる件 」
お楽しみに!