きんとき視点 夜、心地の良い静寂が訪れるころ。
青柳 時
本当にありがとうございます。
父
いやぁ、先日のお礼ですよ。
母
息子の命を救ってくださったんだもの。そのぐらいでは感謝し足りません。
青柳 時
いや、此方こそ感謝しかないです。
赤城 琉久
いつまでその会話続けるの…?
実はかれこれ30分ほど同じような会話を繰り返している。 どちらからも引けずにいた結果だ。
母
ところで、どうして人里付近まで…?普段は人里から離れていらっしゃるようですが…。
正直痛いところを突かれた。 今回のような事情は人間に言ってしまえば混乱を招きかねない。
赤城 琉久
実は、何だかよくないことが起きると伝達があり、僕らのような妖怪が人里へ派遣されたんです。
結局はそのうち知ることになる。 起きてから、よりも起きる前の方が混乱は少ないとBroooockは思ったようだ。
父
そうか…。里は、この里はどうなるんだ?
実にBroooockの読みは合っていた。
青柳 時
一時的に避難することにはなると思います。我々で極力被害は最小に留めるつもりです。
母
そう…。
母
取り敢えず、私たちにも何か出来ることはありますか?
青柳 時
御協力感謝します。もし、よくないことの予感が的中した場合、人里の方々への避難誘導などをしていただきたい。
赤城 琉久
でも、そのよくないことがどんな規模なのか、いつ起こるかまでは分かっていません。力不足で申し訳ないです。
母
わかったわ。それに琉久さん、力になりたいって思いが大切だと思うわ。
父
あぁ、そうだな。此方で職場にも言っておくよ。
青柳 時
助かります。
よかった、水樹の両親はパニックにならない人だった。
母
水樹には言わない方がいいかしらね…。
父
そうだな。
ガチャ…。
中村 水樹
あれ、みんな何してるの?
青柳 時
ん〜、もう寝ようかなぁって。
中村 水樹
そう?おやすみ時!
水樹が来たからこの話はお開きとなった。 これから待ち受けている脅威とは、いったい何なのだろうか。
????視点
紫崎 笑
中村水樹…か。
桐谷 要
お〜、水晶なんか見つめちゃってどうしたん?魔法使いさ〜んw
紫崎 笑
うるさいぞ、きりやん。
桐谷 要
わ〜お、こっわいね〜w
紫崎 笑
俺らは中村水樹を亡き者にしなければならないんだぞ?
桐谷 要
あ〜、そうだったな。
紫崎 笑
忘れてたのかよ!
桐谷 要
でも、どうしてその水樹…?ってやつに執着する必要があるんだよ。
あいつが、水樹がいるせいで、妖怪と関わるせいで、世の理が少しずつ狂いはじめている。何がトリガーなのかはわからないが、彼が巻き起こしていると見て間違いないだろう。
紫崎 笑
いろいろあるんだよ。
桐谷 要
…いろいろ、ね。






