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妖魔伝

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妖魔伝

3 - 子供はまだ知らなくていい

♥

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2024年05月30日

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きんとき視点 夜、心地の良い静寂が訪れるころ。

青柳 時

本当にありがとうございます。

いやぁ、先日のお礼ですよ。

息子の命を救ってくださったんだもの。そのぐらいでは感謝し足りません。

青柳 時

いや、此方こそ感謝しかないです。

赤城 琉久

いつまでその会話続けるの…?

実はかれこれ30分ほど同じような会話を繰り返している。 どちらからも引けずにいた結果だ。

ところで、どうして人里付近まで…?普段は人里から離れていらっしゃるようですが…。

正直痛いところを突かれた。 今回のような事情は人間に言ってしまえば混乱を招きかねない。

赤城 琉久

実は、何だかよくないことが起きると伝達があり、僕らのような妖怪が人里へ派遣されたんです。

結局はそのうち知ることになる。 起きてから、よりも起きる前の方が混乱は少ないとBroooockは思ったようだ。

そうか…。里は、この里はどうなるんだ?

実にBroooockの読みは合っていた。

青柳 時

一時的に避難することにはなると思います。我々で極力被害は最小に留めるつもりです。

そう…。

取り敢えず、私たちにも何か出来ることはありますか?

青柳 時

御協力感謝します。もし、よくないことの予感が的中した場合、人里の方々への避難誘導などをしていただきたい。

赤城 琉久

でも、そのよくないことがどんな規模なのか、いつ起こるかまでは分かっていません。力不足で申し訳ないです。

わかったわ。それに琉久さん、力になりたいって思いが大切だと思うわ。

あぁ、そうだな。此方で職場にも言っておくよ。

青柳 時

助かります。

よかった、水樹の両親はパニックにならない人だった。

水樹には言わない方がいいかしらね…。

そうだな。

ガチャ…。

中村 水樹

あれ、みんな何してるの?

青柳 時

ん〜、もう寝ようかなぁって。

中村 水樹

そう?おやすみ時!

水樹が来たからこの話はお開きとなった。 これから待ち受けている脅威とは、いったい何なのだろうか。

????視点

紫崎 笑

中村水樹…か。

桐谷 要

お〜、水晶なんか見つめちゃってどうしたん?魔法使いさ〜んw

紫崎 笑

うるさいぞ、きりやん。

桐谷 要

わ〜お、こっわいね〜w

紫崎 笑

俺らは中村水樹を亡き者にしなければならないんだぞ?

桐谷 要

あ〜、そうだったな。

紫崎 笑

忘れてたのかよ!

桐谷 要

でも、どうしてその水樹…?ってやつに執着する必要があるんだよ。

あいつが、水樹がいるせいで、妖怪と関わるせいで、世の理が少しずつ狂いはじめている。何がトリガーなのかはわからないが、彼が巻き起こしていると見て間違いないだろう。

紫崎 笑

いろいろあるんだよ。

桐谷 要

…いろいろ、ね。

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