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探して見つけて無くして無くて盗まれて売られたり，トラブルは多々ありつつようやく完成間近になった これまでに4年程時間をかけてしまった
そして完成した
少女が微妙な反応するのも分かる
何故ならば黒猫（元）の姿は呪いを解いたので人間になる筈なのだが…
下半身が黒かったり次の瞬間には肌が真っ黒になったり…と
少女が言う
ミシェと言うのは当たり前だが黒猫（元）の本名である あ，ミシェは愛称でラドミーシェ・エゼラミスが実際の名前だ
シン…としばらく沈黙が流れる
しばらく考えるような仕草をしてから言った
何も言わないミシェにまたしても沈黙が流れる
チラリと少女を見る
コクリと頷きグッと眉間に皺を寄せる
何故か素っ気ない
少女がミシェに話しかけようとした瞬間
キュッと口を閉じる
意を決したようにミシェと目を合わせ言う
あまり間をおかずに言葉を放つ
少女，ゼアは気まずそうに目を逸らす
初めて，笑顔を見た
ミシェを見るとフリーズしていた
指で背中をツンツンしてみた
動かん
あ，動いた
堪えきれなくなったミシェが笑いそれを境にお互いしばらく笑い合う
周りに人は居らず立ち尽くしている者が1人
底の見えない地面を眺めている
崩れ落ちるように膝をつく
崖の下にゼアがいた
その顔は生気が無く，頭から血を流し，枝がゼアの腹を貫通し，血溜まりが出来ていた
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