私のロストワード

都合の良いことに最後の一文字は聞こえなかったようだ。とりあえず少女はそれに話を合わせる。

少女は名前を呼ばれて少し戸惑ったようだ。

変な感じがする。

だが今はそれどころではない。

一歩間違えれば首が体とさよならする。

試しに言ってみる。もちろん効果はない。

それほど気にしていないようだ

タッタッタッタ

日本が動いてくれたことによって気まずい空気が無くなる

少女はやることが無くあたりを見渡す

風が吹く。ここは崖の上だ下の景色がよく見える。

少女はびっくりしたように目が丸くなる。そして、その考えを正確にするためにまた一歩また一歩崖の淵へ近づいていく

この景色は…

もう一歩踏み出そうとする。すると

ガシッ

少女の腕が掴まれる。

日帝が息を切らして少女の腕を掴んでいる。日本と共にほかの人を起こすため離れていたはずだ

少女が下を向く。

少女は崖の淵に立っていた。下手すれば落ちてしまうかもしれない。

だがこれで少女は確信する。ここがどこなのかを…

ため息をついている日帝を横目に少女は少し考える。

次の瞬間少女の目が黒いモヤ…丸いものを捉える

少女はとても嬉しそうも笑う。だが今の状況を考えるとそれどころではない。

少女はイタ王を急かす。それと同時に話を聞いていた日本が少女に向かって大きな声をあげる。

そう言って少女が先頭に立つ。だが何かを思い出したようだ。クルリと後ろを向く。

そう言って少女はニコニコと笑う。

少女の言葉に日帝達の背筋が凍る。

受け取り方によっては意味も違うが、少女は死にたいのだろうか？