お母さん
華ー!起きなさーい!
華
華
ん、‥
華
ふわぁ‥、
お母さん
今日送ってあげるから、準備終わったら言ってね
華
はあーい
バタバタと準備を終わらせて私はお母さんの車に乗った
華
車だから早く着いちゃったなあ
そう思いながらふと、昨日のことを思い出した
華
っ、
思い出しただけで心臓がまたバクバク鳴りはじめた
華
華
好きだなあ‥。
やっぱり私は
大夢が好き。
いや
大好き
梨花
え?どしたのその足
華
あー、実は‥
華
真子
無理しないでよ?
華
2人とも、ありがとう!
華
でね、
わたしは大夢のことを話した
大夢を好きって気持ちも。
梨花
応援する!!!
真子
なんでも相談してよ??
やっぱり2人は私の自慢の友達
先生
〇〇だから‥
華
華
(隣とか最高だなあ
華
(横顔かっこ良すぎる‥
そんなことを考えてたら
大夢
大夢と目があった
華
!
華
(気づかれた‥?
大夢
足
華
え?
大夢
昨日怪我してたじゃん
華
あ、昨日はありがとう!!!
先生
そこ!うるさいぞ
華
す、すみません‥
大夢
‥はっ笑
大夢
おまえ、声でかすぎ笑
そう言って笑う大夢の笑顔に
私の心はもう、虜だ
麻美
‥なにあれ
放課後
華
よっ!
大夢
あ、声でか女じゃん
華
あれはもう忘れて、!
顔が赤くなる
それよりも大夢と話せることが何より嬉しい
華
じゃあもう帰るから!
華
また明日ね
大夢
おう
今では仲も縮まった気がする
梨花
めっちゃ仲良いじゃん
真子
大夢と帰らなくていいの?
華
委員会らしいし、今度誘う!!
梨花
じゃあ帰ろっか!
その時
後ろから声をかけられた
麻美
麻美
華ちゃん!先生が探してたよ?
このときは思いもしなかった
華
え!!なんでだろ‥
麻美
麻美も用事あるから、一緒行こ!
真子
行って来な!待っててあげるから
華
行ってくる!
あんなことされるなんて
麻美
ごめんねー着いて来てもらって
麻美
先生も焦らなくていいって言ってたから!足のこともあるし
華
そうなんだ!なんの用事だろう‥
麻美
あ、そこの奥探してくれる?
そう言われてわたしは奥へと進んだ
すると
華
華
きゃっ、
誰かに背中を押された
誰かじゃない、麻美ちゃんだ
華
‥え
ガチャリと鍵が閉まる音がした
華
開かない‥っ
華
麻美ちゃんあけて!!
華
なんでこんなこと、、!
私は叫んだ
すると
麻美
うるさい!!!!
華
‥!
大きくて強くて初めて聞いた声だった
麻美
わからないでしょ貴方には
麻美
人一倍努力して頑張ってるのに見向きもされない
麻美
せっかく近づけたと思ったらすぐ奪われる
華
え‥?
麻美
大夢が好きなの!
麻美
わたしから奪わないで!!
華
‥っ
華
そんなつもりじゃ‥
麻美
うるさい!!!
麻美
大夢に近づかないって約束するなら出す
麻美
これからずっと
華
それは‥
いやだ
わたしは大夢が好き
だから____
華
嫌だ。
麻美
___は?
華
私も大夢が好き。
わたしはハッキリと口にした
麻美
‥ははっ、あっそ。
麻美
後悔してもしらないから。
そう言って麻美は帰ってしまった
華
____うそ、でしょ‥
私はすぐスマホを取り出した
しかし充電が切れて誰にも連絡できない
夏とはいえ、だんだん寒くなってきた
華
だい、む‥‥
そこで私の意識は途切れた