鬼弥
鬼弥
鬼の子、鬼弥(きや)。
鬼弥
鬼弥
鬼弥は今日も人間に変装して里に降りた。
鬼弥
鬼弥は、里の近くにある小さな公園が気に入っていた。
鬼弥が里に降りて一番最初にするのはいつも公園で景色を眺めることだった。
だけど、その日はやけに公園が騒がしかった。
すると、銃を背負った老人が鬼弥に話し掛けてきた。
竹蔵
鬼弥
鬼弥はその老人が直ぐに狩人ということが分かり、見ていないと答えた。
_狩人 ここでは鳥や獣以外に鬼を狩る職をしている人も狩人と呼ぶ。 基本は鳥獣等を狩り商売をしている人のこと。
そして、鬼弥は少し経つと里に行こうと立ち上がった。
鬼弥
鬼弥は、里に来てはぶらぶら買い物をして自分の住む山に帰るのだ。
冬支度をそろそろ始める人が多いことによって、出ている店には 色々なものが揃ってあった。
鬼弥
鬼弥は手袋を一つ買った。
鬼弥は少し歩いていると、里の隅で震えている少女を発見した。
鬼弥
澪麗
鬼弥
鬼弥はさっき買った手袋を少女に渡した。
澪麗
鬼弥
澪麗
澪麗
そこには、色々なものが売ってあった。
服や靴、家具まで。
澪麗
澪麗
鬼弥
澪麗
澪麗
鬼弥
澪麗
そう言って支払いを全部済ませると鬼弥はその場を後にした。
澪麗
澪麗
澪麗
それは、朱色の宝石のついたネックレスだった。
澪麗
澪麗
澪麗
鬼弥
鬼弥は近くにあった店で昼ご飯を食べた。
鬼弥
鬼弥
鬼弥
鬼弥は店を出て少ししてから視線を感じた。
鬼弥
それに加えて、自分がつけていたネックレスがいつの間にか見当たらなくなっていた。
鬼弥
鬼弥
鬼弥
鬼弥
鬼弥は後ろを振り返った。 すると⋯
澪麗
澪麗
鬼弥
澪麗
少女が渡してきたのは鬼弥が見当たらないと思っていたネックレスだった。
鬼弥
鬼弥
澪麗
澪麗(みおり)、確かに少女はそう言った。
鬼弥
鬼弥
鬼弥は澪麗という名前にどこか懐かしさを感じながらも山に帰って行った。
数日後
鬼弥
鬼弥
鬼弥が澪麗の出していた店で買ったものを確認していた。
鬼弥
その中に、店に並んでいなかったマフラーがあった。
鬼弥
鬼弥さんへ お買い上げありがとうございます、澪麗です。 これはお礼の気持ちです。 私が編んだマフラーです。 これから寒い季節ですので、ぜひ活用してください。 暖かくして過ごしてくださいね。 澪麗より
鬼弥
鬼弥
鬼弥
数十年後
鬼弥
??
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莎草
颯季
莎草
莎草
??
??
莎草
颯季
亜久
颯季
一家のようで、子供は莎草(ささめ)と、颯季(そうき)のようだ。
??
莎草
颯季
亜久
鬼弥
??
??
鬼弥
END
〜あとがき〜
彩葉 汐彩
彩葉 汐彩
彩葉 汐彩
彩葉 汐彩
彩葉 汐彩
彩葉 汐彩
彩葉 汐彩
〜Thank you〜
コメント
1件
めっちゃ面白いです!コンテストファイトー!