悪役組
椿 正しくも正しく無くとも、これが救済で無くとも これが仕事だからしょうが無い。
百合 どんな理由でも死は正しくないし救済でもない。 けど、それを生業にしている自分は…?
イービア 正しくないが、苦しみから解放される死は救済である。
石榴 死は正しくも悪くもない、同時に救済である必要も無い
椿 求められない、そもそも手を差し出されるとも思っていない そんな時地の底から救い出してくれた人はあの人だけ
百合 求められる、けれど手を取る時に少し迷いがある 本当に信じられる相手の手以外は取れないかも
イービア 求められる訳が無い。自分の弱みを見せるだなんて死んでも嫌だ 手を差し出されても相手による
石榴 私の事を知らないのに手なんか差し出すな 差し出されても振り払うか無視、いや、気付いてないだけ?
椿 昔のトラウマをまだ忘れられていない メンタルは少しはマシになったがまだ弱いまま
百合 比較的普通のメンタル、そこまで辛い人生でも無い しかしそれでも大きな衝撃を感じてしまったのならば……
イービア ショックを受けている様子も無いまま朽ちていく 回復する見込みも無いまま大きな亀裂が残っている
石榴 メンタルが死ぬ?何それ? メンタルは鋼、しかしそれがいつまで持つかは……
椿 幼い頃から死がすぐ隣に居たから死ぬ事に恐怖は無い けれどほんの少しだけ、あの人に怒られそうなので怖いかもしれない
百合 死ぬのは怖い、けれど死なないのはもっと怖い 迷った末にいっその事と自決する
イービア 迷う間もなく自分で毒薬を飲み死ぬ こんな人生はすぐに終わらせる気で居たから寧ろ丁度いい…けどほんの少しの後悔もあるかもしれない
石榴 一瞬迷うがすぐに決める 死なない身体でこれからも永遠の時を人形と一緒に過ごして行く