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#まじっく快斗 # 名探偵コナン
まっぴ
134
坂田銀にゃん
460
降谷零
2週間ぶりだった。
ようやく大きな仕事が終わり、降谷はマンションの前に立っていた。
時刻は23時前。 エントランスへ向かい、ポケットから鍵を取り出す。
そして鍵穴に向かって腕を上げた瞬間だった。
降谷零
腕に鈍い痛みが走る。
降谷零
思わず止まった。
スーツの下。 脇腹。肩。腕。顔も。
応急処置だけ済ませた傷がまだ熱を持っていた。 包帯もかなり血が滲んでいる。
降谷零
深緒の顔が浮かぶ。
こんな姿を見て、彼女はどう思うだろうか。
降谷零
きっと心配をかけてしまう。
降谷零
小さく息を吐きエントランス脇の植え込みへ腰を下ろす。
少しだけ。 少しだけ休んでから帰ろう。
そう思った。
ーーーーー
少し経った頃。
深緒はリードを手に玄関を出ていた。
そして。ハロが突然立ち止まる。
ハロ
勢いよく走り出した。
松田深緒
慌てて追いかける。
ハロは迷わない。 一直線だった。
エントランス脇。植え込みの方へ向かう。
ハロ
松田深緒
松田深緒
そこに座り込んでいた男がゆっくり顔を上げた。
降谷零
降谷零
緩く微笑む。
松田深緒
降谷は少しだけ視線を逸らした。
顔色が悪い。
首に傷。頬にも擦過傷。 スーツも破れている。
松田深緒
松田深緒
松田深緒
降谷零
そう言って立ち上がる。
その瞬間。 ほんの僅かに降谷の顔が歪んだ。
深緒は見逃さなかった。
松田深緒
降谷零
ーリビングー
ハロは嬉しそうに走り回っている。 二週間ぶりの再会を全身で喜んでいた。
深緒は救急箱を持ってくる。 そして降谷を見た。
松田深緒
降谷零
松田深緒
降谷零
降谷零
降谷零
降谷はそう言って笑った
松田深緒
降谷零
松田深緒
降谷零
次の瞬間。深緒の指が脇腹へ触れた。
降谷零
反射だった。 身体が強張る。
深緒は無表情だった。
松田深緒
降谷零
松田深緒
降谷零
松田深緒
降谷零
観念してシャツを脱ぐ。
深緒が目を見開いた。
松田深緒
思ったより酷い。
脇腹。肩。腕。あちこち。
包帯には血が滲んでいて手当てが不十分なのが伝わった。
何本もの傷。打撲。皮膚の裂傷。
降谷が静かに視線を逸らした。
降谷零
深緒は何も言わない。 救急箱の中から消毒液を取り出す。
ガーゼ。包帯。手が自然に動く。
松田深緒
深緒も降谷も、一言も発さなかった。
沈黙が部屋に落ちる。 ハロは二人の足元で眠っていた。
ーーーーー
消毒が終わり、新しい包帯を巻く。
ようやく深緒が口を開いた。
松田深緒
降谷零
静かな声。それだけ。
降谷は綺麗に巻かれた包帯に視線を落とす。
降谷零
松田深緒
深緒は救急箱を閉めた。
松田深緒
降谷零
松田深緒
この2週間、一体何をしてたのか。 どこで怪我したのか。
他にも聞きたいことなんて山ほどあるに決まってる。
でも、降谷はその問いに答えられない。
だから聞かない。
降谷零
降谷は少しだけ目を伏せた。
松田深緒
また沈黙。
松田深緒
ぽつりと深緒がつぶやく。
松田深緒
降谷零
降谷が少し目を瞬く。
深緒は視線を逸らしたままだった。
松田深緒
松田深緒
降谷零
松田深緒
そこで言葉が止まる。
帰ってきてほしかった。 心配した。 無事でよかった。 そう言えばいいのに。
なぜか言えない。
深緒は小さく息を呑んだ。
松田深緒
降谷はそれ以上何も言わなかった。
松田深緒
降谷零
松田深緒
そう言って、逃げるように外へ出た。
ーーーーー
ーコンビニー
明日の朝と、今軽く食べれるものをカゴに入れていく。 消毒液も新しいものを買おうと手に取った瞬間、ふと思う。
もし今日。 ハロが降谷に気づかなかったら。
もし。 自分が外へ出なかったら。
もし。 あのまま降谷が植え込みの横で倒れていたら。
松田深緒
嫌な想像だった。 胸の奥がざわつく。
『でも気づけば』
黒沢の声がよぎる。
『今の人も大事になってました』
松田深緒
深緒は目を閉じた。
黒沢は、間違っていたのだろうか
コメント
6件

深緒に心配させたくなくてかすり傷なんて嘘ついたりしちゃうんだろうな😢深緒の生きてるか死んでるかもわからないまま待ち続けのはしんどいって言葉で涙でた😭 投稿ありがとうございます🙏今回も面白かったです🥹続きも楽しみに待ってます☺️
かすり傷呼ばわり…やっぱこの世界の人たち思いやり精神強すぎる… 心に響く言葉ありがとね! 続き頑張ってね~🎶