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◆ r🐹 side .
波の音が心地よいと思うくらいには、俺の精神は参ってた。
失恋したんよ、俺。 きっと相手も同じ気持ちやろって考えてた。
でも、好きだった奴は“同性”で、 既に可愛い彼女がおった。
だから、海でも見て落ち着こうって考えた。
R🐹
どうせ叶わないって諦めてたつもりだった。
実際は全然諦め切れてなかったんやけど。
次からどんな顔して話せばいいか分からない。
ゾムのあの無邪気な笑顔に対して、素直に返せるかどうか分からない。
俺は俺が思うより、余程臆病なんよ。
刹那、ドン!と背中を叩かれる。
R🐹
振り向こうとして、止めた。
俺の大好きなあの匂いが鼻を掠ったから。
Z💣
声色で分かる、きっとニヤニヤして揶揄ってる
R🐹
Z💣
少しの間があってから、そう言われる。
何やねんそれ、
何でそうやって俺に期待させるん、
R🐹
Z💣
R🐹
Z💣
R🐹
R🐹
R🐹
寧ろお前には笑い飛ばされたいくらい。
お前が悪い、って突き放されたい。
やないと俺、一生お前が好きなままかもしらん。
Z💣
沈黙を破ったのは、彼のその一言。
思ってた返答と違って、無意識に振り向いてた。
Z💣
Z💣
Z💣
Z💣
ニッ、と効果音が付きそうな程、彼は無邪気な笑顔を俺に見せた。
身勝手過ぎるゾムの意見、それでも俺は少し縋りたくなってしまった。
R🐹
少し目元が腫れた状態で、俺も口角を上げた。
◆ r🐹 side end .
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