ラテ
ラテ
ラテ
ラテ
二次創作 コンテスト作品 似てる作品があれば💬 紫×桃
トゥルルルルル
俺のスマホに知らない番号からのコールが鳴った
桃
桃
「初兎ちゃんが倒れたから来てほしい」という病院からの電話だった
桃
白
桃
初兎ちゃんはもともと心臓発作もちで小さい頃は入退院を繰り返してたらしい
白
桃
桃
白
桃
白
誕生日の日 俺はプレゼントを持っていつも通りお見舞いに行く途中だった
桃
キキッー
桃
ドンッ
痛いッ…体中が誰かに殴られるように痛い
あれ…? 俺このまま死ぬの?
まだ初兎ちゃんにプレゼント渡してないのに…
今死んだら初兎ちゃんが一人になっちゃう… 俺はまだ死ねないのに…
俺の視界は徐々に遮られていった
桃
ここは… 見たことのない白い天井にベッド 恐らく病院だろうか
白
俺の横には白い髪の男の子が顔をぐしゃぐしゃにして泣いていた
医者
桃
医者
医者
医者
医者
そんな…記憶喪失…?
言われて見れば何も覚えてない
白
白
わからない… 覚えてない
白
白
白
桃
桃
それからは病院では初兎ちゃんと過ごすようになった
絵を描いたり 俺たちの昔の思い出を聞いたり 一緒にお菓子を食べたり
何もわからないからこそ聞いてる俺は楽しくて記憶があった頃の俺が羨ましくも思った
でも朝起きて何も覚えてない
だから俺は手や紙に覚えておきたいことを書いた
朝に記憶はリセットされたりはするけど
だんだん慣れていきいつも通りの朝…
な はずだった…
桃
白
ある日、発作が悪化しそのまま帰らぬ人となった
桃
大好きだった 記憶がなくなったってどこか懐かしく安心できるような感じが、あった
桃
呼びかけたって返事なんてもちろんない
俺、初兎ちゃんのこと忘れちゃうんじゃないか…?
怖さと悲しさで俺はずっと泣き続けた
桃
忘れないように手や紙にずっと書き続けた
初兎ちゃん… 忘れちゃダメな人 絶対に忘れたくない人
絶対に思い出せるように
桃
とうとう限界が来てしまい知らないうちに眠っていた
目が覚めると手や紙にたくさん「初兎ちゃん」と書かれていた
桃
桃
コメント
10件
2人とも入院して片方は記憶喪失か… 一日ごとにリセットされるって相手する側も辛いだろうな 大切な人の名前を忘れないように色んなところに書いても忘れるもんは忘れちゃうんやなぁ いつか思い出して白くんへの気持ちをずっと大切にして欲しい💭 コンテスト参加ありがとう! 気長に結果発表を待っててください!
なんかのマンガかな...見たことある気がする()