何千年…何万年ここにいるんだろう…。 私…なにしたんだっけ…。 ねぇ大天使様… 私を許してください。
無名
突然真っ暗闇の景色から 真っ白な雪景色が広がる場所に 転移した。 私は罪を償い終わったのだろうか…?
無名
背後から…声がした
雪(白狐)
天使…のような格好をしているが、羽が1つ…。天使ならば2つあるはずだろう?
無名
言われて初めて気づいた。 羽が…1枚しかない…
雪(白狐)
無名
雪(白狐)
この山は我の縄張りだ。
変な真似をしてみろ…
命が無くなると思え
無名
ねぇ…なにもしないからこの山に住まわせてもらえたり…出来ないかな?
雪(白狐)
無名
雪(白狐)
雪(白狐)
無名
雪(白狐)
無名
これからの生活が、楽しみ♪
雪(白狐)
雪の微笑み。 ここに来て初めて見せた 彼女の笑みは… 私には眩しかった…。
雪(白狐)
無名
雪(白狐)
そんなこと出来るのか…?
無名
そう言いながら私は 手に力を込め… 一瞬にして 家が建設された。 小さいログハウスのようなものだが 2人で住むには充分だ。
無名
雪…これからずっと一緒にいようね?
雪(白狐)
すごいな驚いたぞ。
雪(白狐)
ずっと一緒にいような。
片羽の天使と狐の小さな約束 だがこれは…契約だった。 この日雪は…「神獣」となった。
あの「契約」がかわされた日から 数ヶ月がたった。 季節が冬から春になった
無名
雪(白狐)
毎年見るはずの景色なのに…。なぜそんなに驚く…?
無名
雪(白狐)
無名
2人で話していると… 背後から声がした
白太(鳥)
雪(白狐)
久しぶりだな…。もう見なくてもいいと思っていたぞ。
白太(鳥)
無名
白太(鳥)
雪(白狐)
白太(鳥)
無名
白太(鳥)
無名
白太(鳥)
白太と出会った日の夜
大天使
10万年…だ。10万年の禁固刑だ。
お前はもう天使ではない。かと言って人間でもないがな。
さようなら。哀れな○○。
まだ天使の無名
もうしません…。許してください…。
大天使様…見捨てないで…
…見捨てないでください「お父様」
その瞬間…。 私の視界には暗闇しか見えなくなった。 あぁ…独りになったんだな もう…誰も信用出来ない。
無名
あっ…。夢…?
涙が流れていた。
無名
なに?この感情はなに?
もう…思い出したくない。
心が壊れそうなほどの 様々な感情が押し寄せてきた。 辛い…辛い…
無名
ただの夢だ…。夢…だ。
ドアがガチャリ 扉が開く…
雪(白狐)
なぜ泣いている…?
無名
雪は耳がいい おそらく私の泣き声を 聞きつけてやってきたのだろう。
雪(白狐)
大丈夫だ…。無名には私がいる。ずっと一緒にいるぞ…。
無名
すこし落ち着いた。
雪(白狐)
このままじゃ寝れないだろう。
無名
もふもふ…ふふっ
雪(白狐)
はやく寝ろ…(照)
無名
雪(白狐)
夜中の出来事を気遣ってか 雪が、海が綺麗に見える場所に 連れて行ってくれた。
雪(白狐)
無名
大好き…♪
雪(白狐)
無名そういう事をすぐに言うなっ!?
…ありがとう雪 雪にこの一言を言ったら 雪が拗ねてしまうだろうな…。 と思ってこの言葉は心に留めておいた。
続く…