これは、ヴィクトルが目覚める前のお話.
ヴィクトル(?)
ユーリ!こんなところにいたんだ!
勇利
え、
ヴィクトル(?)
あ、
ヴィクトル(?)
ない、てる…
勇利
ッ!!
ドンッ!!
ヴィクトル(?)
あ、ちょっと!!
僕はがむしゃらに走った. 僕の目の前には目覚めないヴィクトルと動いているヴィクトル2人がいて.
ヴィクトル(?)
待ってよ!勇利!
勇利
ッ、!何なんですか!??
僕はヴィクトルに握られた手を振り解いた.冷たかった.
勇利
あなたは…何者?
ヴィクトル(?)
んー、端的に言えば…、
ヴィクトル(?)
俺は契約者ヴィクトル・ニキフォロフにの設定のもとここにきたAndroidtypeCって言えばいいかな?
勇利
アンド、ロイド…?
ヴィクトル(?)
君との記憶を全て引き継いだ、AIのヴィクトル.つまり、
ヴィクトル(?)
君のヴィクトルだよ.勇利、
勇利
は、はぁ…
ヴィクトル(?)
マスターの命が危なかったから、起動しちゃったみたい.
勇利
帰ってください、
ヴィクトル(?)
え、
勇利
いいから帰って下さい!
ヴィクトル(?)
…なぜ、
勇利
僕にはまだ、ヴィクトルがこんな状態でアナタみたいな存在がいたことをまだ受け止めきれていない.
ヴィクトル(?)
もう一月も目を覚ましていないのに?
勇利
ッ___!それは関係ない!
__関係あるでしょ?
ヴィクトル(?)
もしこのまま、目覚めなかったら?
勇利
ッ、ふざけるのも大概に!
勇利
して…、
グズ、
ヴィクトル(?)
え、
勇利
…ぐずっ、僕だって辛いんだからさ…
勇利
あの時こんな事してなければって、思ったよ!!!
勇利
何度も何度も後悔してる!!!
ヴィクトル(?)
勇利??
ヴィクトル(?)
何か…、
勇利
多分ヴィクトルはあの日のことは知らないだろうね、
ヴィクトル(?)
何の…
勇利
あの日僕は、
___好きだと話した.
ヴィクトル(?)
え、
ヴィクトル(?)
俺に?
勇利
…そうだよ!悪いか!??
勇利
その後、少し置いてからヴィクトルが夜、話があるってそれで…そのまま…
ヴィクトル(?)
…、それで君のせいだと?
勇利
そうだよ!!ヴィクトルがいつもと違って茫然としてたって、聞いたから、
____僕が傷つけたと同然だろ!__
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