俺は健斗と優奈の3人でキャンプに来ている。
その日の夜
林太郎
あー、疲れた〜!
健斗
そうだな
健斗
でもめっちゃ楽しかった!笑
優奈
うんうん!!
優奈
でもやっぱ、一番面白かったのは....
林太郎
はいはい、なんとなく言いたいことはわかりました!笑
健斗
ほんとびっくりだよな笑
健斗
急に河原でずっこけるとか....
林太郎
あー、恥ずい恥ずい!
林太郎
もう、忘れてくれ笑
優奈
一生忘れない!!笑
林太郎
まじかよ〜
林太郎
.....
優奈
......
健斗
......
林太郎
林太郎
そろそろ寝るか
優奈
そうね
林太郎
よし、じゃあおやすみ!
健斗
おやすみ〜
優奈
おやすみ!
相当疲れていたのか、俺らはすぐに 眠りに落ちた。
次の日の明け方
林太郎
う、うーむ....
ゴソゴソッ!
林太郎
(なんか変な音が聞こえる。)
ボゴボゴッ!!
林太郎
うわ!
急に聞こえてきた音に驚き、俺は目覚めた。
林太郎
なんだなんだ!!
俺が大きな声を出してしまったので、優奈と健斗も起きてしまった。
優奈
なによ、こんな朝早くに!
林太郎
ごめんごめん、なんか変な音聞こえなかった?
優奈
は?
優奈
そんなの聞こえてないわ
優奈
幻聴じゃない?笑
林太郎
うそだろ
林太郎
うーむ.....
林太郎
健斗は聞こえなかったか?
健斗
いや....
林太郎
ん?
林太郎
林太郎
おいおいおいおい!!
林太郎
お前の顔、蟻がたかってんぞ!!
健斗
ま、まじか...
優奈
本当じゃん!!
優奈
早く顔洗ってきて!!
健斗
あ、あー
健斗
健斗
だ、だめだ。
林太郎
は?
健斗
体が動かない
林太郎
嘘だろ!!
優奈
な、なんで!!??
健斗
健斗
やばい、吐きそう!!
健斗
ゲホ!!
そう言って健斗が吐き出したのは、蟻をたくさん含んだ血だった。
そのまま健斗は気を失った。
林太郎
....
俺は言葉を失った。
優奈
ど、どうしよう...
林太郎
.....
優奈
はやく助けを、呼ぼうよ!!
林太郎
あ、あー
林太郎
そうだな
俺と優奈は走って近くの人に助けを乞うことにした。
いくら探しても誰もいない
林太郎
おかしい....
優奈
なんで誰も見当たらないの!
優奈
ねぇ、林太郎
優奈
どうしたらいいと思う?
林太郎
....
優奈
ねぇ、林太郎!!
林太郎
......
優奈
どうしたのよ!!
優奈は林太郎の肩を叩いた
林太郎
うわ!
林太郎
なんだよ!!
優奈
なに?
優奈
しかと?
林太郎
は?
林太郎
なに言ってるか聞こえねぇよ
優奈
そんなわけ...
林太郎
林太郎
って言うか、なにも聞こえない!
俺がそれに気づいた時にはもう手遅れだった。
ボゴボゴボゴ!!
林太郎
うわ!!!
その音と同時に頭が焼けるように痛くなり、耳の奥で鈍い音が響き続ける
林太郎
うるさいうるさい!!
林太郎
やめろやめろ!!
林太郎
あああああぁぁぁ!!!
優奈
ねぇ、やめてよ!
優奈
どうしたのよ!!
林太郎はそのまま気を失った。
優奈
ねぇ、起きてよ!!
優奈
優奈
う、うそ....
優奈
こんなことって....
倒れ込んだ林太郎の耳の中からたくさんの蟻が這い出てきた。







