テラーノベル
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地下から響く振動。
ゴゴゴゴゴ……。
天井の照明が激しく明滅する。
埃が舞い落ち、研究室のガラスが小さく軋んだ。
深澤辰哉
獣人の少女は肩を震わせながら首を振る。
少女
少女
少女
その言葉に、その場の空気が凍り付く。
目黒蓮
渡辺翔太
少女は震える声で続ける。
少女
少女
少女
少女
少女
深澤は拳を握り締めた。
深澤辰哉
通信機からラウールの声が響く。
ラウール
阿部亮平
深澤辰哉
渡辺翔太
目黒蓮
深澤は静かに頷いた。
その時。 研究室の奥にある大型モニターが突然点灯した。
ブツッ。
ノイズが走り、一人の男が映し出される。
白衣。 銀縁の眼鏡。 年齢は四十代ほど。 穏やかな笑みを浮かべている。
??
??
深澤の目が細くなる。
深澤辰哉
男は楽しそうに笑った。
??
??
神崎
神崎
渡辺翔太
神崎は気にした様子もなく続ける。
神崎
神崎
神崎
笑みが少しだけ深くなる。
神崎
阿部亮平
神崎
深澤辰哉
神崎
神崎
神崎
神崎
神崎
阿部の声が低くなる。
阿部亮平
神崎
神崎
神崎
目黒の瞳が静かに神崎を見据える。
目黒蓮
神崎は当然のように答えた。
神崎
神崎
神崎
その瞬間。
目黒の足元から、小さな蔦が音もなく伸び始める。
怒りに呼応するように。
深澤が横目でその変化に気付く。
深澤辰哉
植物がざわめいている。
目黒自身は抑えている。
だが能力が、怒りに反応し始めている。
神崎はそれを見ても笑みを崩さなかった。
神崎
神崎
神崎
渡辺翔太
一歩前へ出る。
渡辺翔太
神崎
渡辺は静かに笑った。
渡辺翔太
その声には、いつもの軽さは一切なかった。
神崎は小さく肩をすくめる。
神崎
神崎
深澤辰哉
神崎は穏やかな笑みを浮かべたまま、首を横に振る。
神崎
神崎
その言葉と同時に、施設全体が激しく揺れた。
ドォォォォォン!!
ラウール
阿部亮平
神崎はモニター越しに満足そうに目を細める。
神崎
神崎
神崎
目黒蓮
神崎
神崎
その場の全員が息を呑む。
深澤辰哉
神崎は薄く笑う。
神崎
神崎
阿部亮平
渡辺翔太
神崎は答えない。
ただ意味深に微笑むだけだった。
神崎
神崎
ブツッ。
映像が途切れる。
同時にモニターが黒く落ち、研究室は静寂に包まれた。
佐久間大介
深澤辰哉
深澤は静かに全員へ指示を出す。
深澤辰哉
深澤辰哉
一拍置いて、低く告げる。
深澤辰哉
その瞬間、施設全域に非常ベルが鳴り響き、地下四階へ続く巨大な隔壁がゆっくりと開き始めた。
ギギギギギ……。
暗闇の奥から、重く、異様な気配がゆっくりと這い上がってくる。
誰もまだ、その正体を知らない。 ただ一つ分かるのは――。
神崎が戦わずに去った理由が、その先にあるということだけだった。
隔壁が完全に開いた。
ギギギギギ……。
地下四階へ続く巨大な通路。 その奥は照明が落ち、闇しか見えない。
次の瞬間――
ドクン。
まるで施設そのものが脈打ったような振動が走る。
ラウール
阿部亮平
阿部亮平
ズドォン!!
床を突き破るような轟音。
闇の中から、一つの人影が姿を現した。
白い病衣。 裸足。 銀色にも見える白髪。 年齢は十代後半ほど。 手首と足首には、引きちぎられた拘束具がぶら下がっている。 俯いたまま、ゆっくりと歩いてくる。。
その瞳には、何の感情も宿っていなかった。
阿部亮平
阿部亮平
目黒蓮
誰も動かない。
相手から敵意を感じない。
しかし、その存在だけで本能が警鐘を鳴らしていた。
青年はゆっくりと口を開く。
青年
かすれた声。
青年
獣人の少女が震えながら叫ぶ。
少女
青年
青年の動きが止まる。
ゆっくりと少女を見る。
青年
その一言と同時に。
施設全体へ警報が鳴り響く。
《緊急事態。成功作No.0、覚醒確認。排除プログラム起動。》
《対象、生死不問。》
天井が開き、無数の自動砲台がせり出した。
渡辺翔太
深澤辰哉
ダダダダダダダッ!!
一斉掃射。
目黒蓮
目黒が樹壁を展開する。
しかし。 青年が小さく手を上げた。 その瞬間。
ビタッ。
数百発の銃弾が空中で静止した。
誰も言葉を失う。
青年は不思議そうに銃弾を眺める。
青年
パリン。
銃弾が一斉に砕け散った。 続いて。 天井の砲台が次々と爆散する。
ドォン!!
ドォン!!
ドォォン!!
ラウール
阿部亮平
阿部亮平
その時だった。
廊下の向こうから武装兵が雪崩れ込んでくる。
武装兵
武装兵
青年はびくりと肩を震わせた。
青年
兵士たちが引き金を引く。
その瞬間。 渡辺が飛び出した。
渡辺翔太
目にも止まらぬ速さで兵士たちを制圧していく。
目黒は樹木で逃げ道を塞ぎ、深澤は捕らわれていた能力者たちを避難誘導する。
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
能力者たちは互いに支え合いながら出口へ向かう。
阿部亮平
阿部亮平
その時。
施設全体が激しく揺れ始めた。
ラウール
阿部亮平
赤い警告灯が点滅する。
《施設自爆まで五分。》
《施設自爆まで五分。》
深澤辰哉
目黒は青年へ近付く。
目黒蓮
青年は首を横に振る。
青年
青年
目黒は静かに答えた。
目黒蓮
目黒蓮
目黒蓮
青年は初めて目黒を見る。
その瞳がわずかに揺れた。
青年
目黒は迷わず頷く。
目黒蓮
その一言だけだった。
青年の頬を、一筋の涙が流れた。
青年
深澤辰哉
目黒は青年の肩を支え、走り出す。 全員が地下施設を駆け抜ける。 爆発音が背後から迫る。
ドォン!!
ガラガラガラ!!
瓦礫が崩れ落ちる。
渡辺が最後尾で崩落を蹴り飛ばしながら叫ぶ。
渡辺翔太
出口が見えた。
眩しい朝日が差し込む。
全員が地上へ飛び出した瞬間――
ドォォォォォォォォン!!!
巨大な爆発が地下施設を飲み込んだ。 炎が空高く吹き上がる。 救出された能力者たちは、その光景を呆然と見つめていた。
やがて。
一人の少女が深く頭を下げる。
少女
それをきっかけに。 助け出された百人以上の能力者たちが、一斉に頭を下げた。 誰も言葉にならない。
深澤は照れくさそうに頭を掻く。
深澤辰哉
深澤辰哉
少女たちは涙を流しながら何度も頷いた。
通信機から佐久間の明るい声が響く。
佐久間大介
ラウール
阿部亮平
深澤は静かに空を見上げる。
深澤辰哉
深澤辰哉
渡辺も頷く。
深澤辰哉
目黒は隣に立つ青年を見る。 青年は不安そうに空を見つめていた。
目黒は静かに肩へ手を置く。
目黒蓮
青年は小さく笑った。
その笑顔は、実験施設で初めて見せた、本当の笑顔だった。
しかし――
遠く離れた場所。 モニター越しに爆発を眺める神崎は、小さく微笑む。
神崎
神崎
その背後には、一人の人影。 顔は闇に隠れ、表情は見えない。 神崎は振り返ることなく言った。
神崎
神崎
人影は静かに目を開く。
その瞳だけが、不気味な光を宿していた。
Snow Manの任務は終わった。 だが、それは――
本当の戦いの始まりに過ぎなかった。
モブ
モブ
モブ
モブ
モブ
エルフレ・バルサム
モブ
モブ
ドサッ
??
??
青年は自身の持っていた買い物袋が手から落ちてしまっていることにも気づかず必死に走り出した
それを誰かが観察しているのにも気づかず
??
#魔法学園
Nemuri
177
#殺し屋パロ
コメント
1件
いやもう最初から最後まで鳥肌立ったまんまだよ…!神崎博士の余裕のある狂気がヤバすぎてゾッとしたし、目黒が「信じてもいいの?」って聞かれて『ああ』って一言で返すシーンで涙腺崩壊した😭💕成功作No.0の無垢な怖さと儚さのギャップが刺さりすぎ…そして「最高傑作は外にいる」って伏線がもう気になって夜しか寝れないんだけど!?続きマジで待ってますコンソメパンさん!!🔥