ハクト
俺の名前はハクト。
多分普通の高校生。
だけど、俺には
ちょっと特殊な友達がいます。
ピーンポーン
ミルド
インターホンが鳴り、その友達の声が聞こえる。
彼は座っていたソファから立つと、玄関に向かった。
ハクト
ミルド
彼の名前はミルド。
知り合ったのは割と最近だが、趣味などが合うのでよく遊んでいる。
ちょっと男勝りなとこもあるけど、その“特殊な事“以外は普通の人。
その“特殊な事“というのは…
ミルド
ハクト
ミルド
ハクト
ハクト
ミルド
ミルド
ハクト
そう、これだ。
彼は俗に言う吸血鬼なのだ。
この世界に、吸血鬼は実在する。
彼らはその名の通り、血を飲まなければ生きていけない。
だからといって、無差別に人の血を吸うといつかはバレる。
なので、この世界の吸血鬼は一人か二人くらいの人間とペアを組む。
ペアになった人は、吸血鬼にたまに血を与える。
人間の血は栄養価が高いらしく、一度飲むとしばらくは飲まなくても平気だ。
ペアになったひとは、吸血鬼のことを人には絶対に言ってはならない。
まぁ当たり前だろう。人にバレないためにペア作ってるしね。
ハクト
俺は袖をまくり、腕をミルドに向かって差し出す。
ミルド
彼はそういうと、俺の腕にかじりついた。
最初は痛かったが、もう慣れたのであまり痛みは感じない。
ミルド
ミルド
ハクト
血を吸わせるのは久々だったからなのか、随分とたくさん吸われた。
ちょっと頭がふらつく様な…
ミルド
ハクト
ミルド
まぁ、ちょっと頭がふらつく程度ならまだマシだ。
別の吸血鬼とペアになった奴と会ったことがあるけど、
そいつは立てなくなるくらいまで一気に血を吸われていた。
それに比べたら、ミルドなんてまだまだよ…(?)
ミルド
ハクト
ミルド
ハクト
なんてことを考えていると、ミルドがなんだか真剣そうな顔で話しかけてくる
色々と大丈夫だろうか。(主に情緒)
ミルド
ミルド
ハクト
ミルド
逃げちゃダメだよ…♪
ハクト
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