ユータ
命の価値って決まっているのかな?
モミ
なんと言いますか
モミ
壮大な質問ですね
ユータ
気になったんだよ
モミ
どう思われましょうか?
ユータ
命の価値ねぇ
ユータ
それぞれ命の価値は違うから、一概には決められないんじゃないかな
モミ
それは人の命についてという前提ですね?
ユータ
そうだね
モミ
例えば、ニワトリの卵があったとしましょう
モミ
これはいくらで買えますか?
ユータ
1ダースで200円としたら、17円くらいかな
モミ
シンプルな仮定ですが、命に価値をつけることは可能です
ユータ
怖いこと言うなぁ
モミ
怖いことでしょうか?
モミ
皆、普段からおこなっていることです
ユータ
社会って恐ろしいね
モミ
常識の範疇と言えるかも
モミ
では、人間の価値を定められましょうか?
ユータ
難しいかな
モミ
そうですね
モミ
例えば、事故で人を殺してしまった場合を考えましょう
モミ
どうなりますか?
ユータ
慰謝料を払うことになるだろうね
モミ
いくらくらいでしょうか?
ユータ
よく知らないけれど、1億円くらいなのかな?
モミ
例えば、それが命の価値と言えるでしょう
モミ
それでは充分では?
ユータ
その価値はどうやって決まるのかな?
モミ
生涯年収で計算するとか
モミ
20歳から70歳まで50年間働いたとしましょう
モミ
年収が500万円としたら、2億5千万円
モミ
とすれば1億円は安いかもしれませんね
ユータ
そんな簡単に決められるものなのかな
モミ
経済社会における指標ですけれどね
ユータ
そうするとさ、お金を稼いでいる人が偉いってことにならないかな
モミ
どうしてでしょうか?
ユータ
だって、金さえ払えれば、賠償したことになるんだろう?
モミ
確かに賠償能力の有無は非常に重要です
モミ
しかしながら、賠償しただけであり、決して許されるわけではありませんよ
ユータ
それは分かるけれどね
モミ
そう、非常に日本的な考え方ですね
モミ
誠意というものをどうしても求めてしまう
ユータ
悪いことかな?
モミ
悪いことではありません
モミ
結局のところ、金銭という尺度が最も客観的な評価なのです
ユータ
その価値は人によって変わるのかな?
モミ
もちろん変わります
モミ
しかしながら、卵の例に立ち戻るとどうでしょう
モミ
卵一個の単価は変わりますか?
ユータ
変わらないな
モミ
そう、大雑把に言えば、そうやってすべての命を画一的な尺度で測るのです
ユータ
なんのために?
モミ
単純化するために
ユータ
その価値は変わる
モミ
もちろん
モミ
株価のように変動します
ユータ
神様が決めるのかな?
モミ
面白い意見ですね
モミ
今のところ、人間が決めていますね
ユータ
未来にはAIが決めるなんてことなんてあるのかな
モミ
充分にあり得ましょう
ユータ
怖いなぁ
モミ
そうでしょうか?
モミ
私はその方が安心できましょう






