千歌
今電車に乗っていたら
千歌
二人のおばあちゃんが
千歌
私がひと駅前から座っていた
千歌
席の前に立っていました
千歌
お年寄りには席を譲らなきゃ
千歌
そう思ったのですが
千歌
前に年寄り扱いするな
千歌
と
千歌
怒鳴られたことがあり
千歌
中々勇気が出せませんでした
千歌
他の席が空くかも
千歌
私が譲って怒られるより
千歌
他の席が空くのを待った方が
千歌
良いのではないか
千歌
そう、思っていました
千歌
すごくモヤモヤしていました。
千歌
すると私の隣の席が空きました
千歌
一人のおばあちゃんが座ると
千歌
3席ほど離れた席を
千歌
おばさんがどうぞと
千歌
譲っていました
千歌
でも、
千歌
もう一人のおばあちゃんと
千歌
お話がしたかったのでしょう
千歌
立っているおばあちゃんは
千歌
大丈夫ですありがとうございます
千歌
そう、断りました
千歌
私は、ここで譲らなきゃ
千歌
きっと隣に座りたいはず
千歌
でも、中々勇気が出せません
千歌
すると、ある記憶が
千歌
頭をよぎりました
千歌
それは、
千歌
捻挫をしたとき電車で
千歌
席を譲ってもらった記憶でした
千歌
長時間立っているのは
千歌
辛かったので
千歌
すごく助かりました
千歌
そうだ、今譲ろう
千歌
そして、私は
千歌
ここ、どうぞ
千歌
そう、言うと
千歌
ありがとうございます
千歌
感謝されました
千歌
モヤモヤが消え
千歌
すごくスッキリしました。
千歌
きっと、
千歌
すぐに席を譲れる人が
千歌
増えたら
千歌
笑顔が広がるのかも
千歌
そう思ったのでした