匿名監察記録資料
第八話
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最近らだおくんが来ない
いいや研究員に聞こう
「いてっ」
深緑「待ってよ」
深緑「匿名No.11は今どうなってる?」
「はい?」
深緑「質問に答えろ」
「えっと……監禁室に入れらてた気がします。それがどうかしました?」
深緑「そう……じゃあ悪いけどここで殺させて貰うね」
「は、なんで……ですか!俺はなんもしてないです」
深緑「うん、知ってる、さよなら」
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」
くっそ…
動かなきゃ
深緑「コンちゃん聞こえてるでしょ」
深緑「テレパシーなんだから」
濃紺「うん、聞こえてるよ」
濃紺「他の2人も繋げようか」
堕天使「……大体予想つくけど、らっだぁのことだよな」
濃紺「うん」
地獄「本当便利だねその能力」
濃紺「でしょ?」
地獄「んで、動くんでしょ?なら近海さんにも繋げなきゃ」
濃紺「そうだった」
濃紺「あとここでは博士ね」
地獄「ごめんごめん」
博士「こんにちは」
博士「説明しなくて大丈夫ですよ」
博士「今回は映像には妨害しなかったんですね」
深緑「まぁね」
博士「まぁデータのおかげで分かるんで」
博士「心の中で会話できるの本当便利ですね」
濃紺「でしょw」
堕天使「それ2回目やな」
堕天使「まぁこうなる運命やったし、仕方ねぇよな」
深緑「まあね」
堕天使「今ん所アイツの記憶はどんな感じだ」
深緑「俺のことを少しだけ分かってきてる、あとコンちゃんのことはそんな分かってないけれど、自然と口からコンちゃんって言い出した」
濃紺「お、それは嬉しいなー」
深緑「レウさんときょーさんは分からないかな」
堕天使「クソがあいつ……」
濃紺「まぁまぁ、仕方ないw」
地獄「近海さんの方は?」
博士「彼自身理解出来ていない様ですが、私の顔を見て少し驚いた様な顔をしていました。」
堕天使「近海さんもまぁまぁって感じか」
堕天使「話変えるけど監禁室に閉じ込められたらっだぁはどうする?」
深緑「多分記録者側はらだおくんのからだと思って今様子見で閉じ込めてるんでしょ?」
博士「ええ、合ってます。ただのエラーからっだぁさんのせいなのか今監禁室に閉じ込めて様子を伺っています。なので私達が同じような事を繰り返せば誤解だとなるでしょう」
濃紺「俺が伝えておこうか?」
博士「うーん、そうですね、そうしましょう」
堕天使「アイツらが真っ先にらっだぁを疑うのは当たりめぇだろうな」
地獄「だろうね、アイツらが記憶を消したんだから」
地獄「何が匿名だよ…」
濃紺「あれ、この実験施設での匿名ってどういう意味なんだっけ」
博士「親を亡くしたり、行く末の無い方や産まれた頃からこの実験施設に居た者のことを匿名と呼ばれています。」
濃紺「うっわぁ…行く末を無くしたのはアイツらじゃん…汚ったな…w」
深緑「できれば早めに脱出したいけどな、記憶の半分近くも戻らず国へ戻ったって仕方ないし……」
深緑「でもどうする?」
深緑「自分達の国を遠距離で護っているとしても流石に不安になる頃だよ、総統も俺ら運営も不在っていう情報を掴まれたらヤバいし」
深緑「長く我々国や日常国とか同盟国に支えて貰うのも申し訳ないよ、あの人達だって国を所属してるんだから、自分の国だけでも大変だろうに」
深緑「ほんとに…らだおくんのことどうする?」
堕天使「……大丈夫やろ、我々国と日常国以外にともさん達とかも同盟のほとんどが強国なんだぞ?それに俺らの国もや」
堕天使「そんな強国に戦いを挑むなんてそんな居らんよ」
堕天使「大丈夫だ」
深緑「……わかった」
地獄「まぁ、とりあえず、他の研究員にも通信傍受何回もしてれば良いのね?」
堕天使「おけ」
濃紺「君らテレパシーの範囲内に居るからなんかあったら直ぐに行ってね」
濃紺「特に近海さんは博士っていうデータをほとんど集めるんだから、1番頼りになるよ」
博士「任せて下さい」
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匿名監察記録資料
第八話
終
コメント
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わぁ〜! 近海さんだ!