腐女子なのに婚約者になってしまった

・前回までのあらすじ

コミック数巻＋二次創作知識しか 東リベの知識がない主人公

父親のやらかしで 佐野万次郎の婚約者になってしまい

困りながら会話していたら なぜか気に入られていて

ダチの轢いた女の子が 主人公と同じ学校だからと

校門まで迎えに来られて どこかに連れて行かれる

三ツ谷隆好きの友達も この世界にいるらしいのに

事故に遭って捻挫したらしく 記憶が戻ってから会えてない

頑張れ主人公 おまけのガムも見守ってるぞ！

三ツ谷さんの予想通りの反応に やっぱりな、という顔をして

龍宮寺さんが頷く

他人の口から聞くと うちの父親が酷すぎる

別に高圧的なわけじゃないし 普通のお父さんなんだけどね

ただ、娘より会社を選んだだけで

部屋から出る三ツ谷さんを見て ふと、友達の言葉を思い出す

ぽっと出の女と恋愛フラグ立てたら 絶対に許さないって言ってたけど

もし事故の相手と良い仲になってて ほとんど彼女みたいになってたら

アイツ泣くだろうなぁ まだ面識も無いだろうけど

大人三人の声が頭を通り抜けていく だって、この子は

目の前に居る 三ツ谷さんの事故の相手は

私のよく知る友達の恋菜だったから

あまりに真っ直ぐな目でそう言われ なにも言葉を返せなくなる

コイツ、相手が推しだからって いろんなことスルーしてるな

三ツ谷さんが信頼出来るか 今は考えないとしても

まずは本当に捻挫かどうか ちゃんと調べるべきだ

病院に行かせないというなら 警察に駆け込んでやる

事故の加害者は 三ツ谷さんなんだから