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紅優
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紅優
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コメント
4件
今回もめっちゃ面白かったです!続き待ってます!書くの頑張ってください! 見ててめっちゃ楽しいです!
境界局本部。
深夜。
ほとんどの局員が帰還した時間。
静かな廊下を、一人の男が歩いていた。
緑龍 風雅。
第一席────《白夜》。
向かう先は。
地下第五封印区画。
本来なら。
十二席でも許可なしには入れない場所。
しかし。
風雅だけは違った。
《第一席権限》
認証。
重厚な扉が開く。
風雅はゆっくり歩き進める。
目的地は。
特別封印庫。
扉の前。
認証。
《第一席権限》
重厚な扉。
ゆっくり開く。
特別封印庫。
黒核。
静かに鼓動している。
ドクン。
ドクン。
風雅はゆっくり近付く。
緑龍 風雅《白夜》
返事はない。
ただ。
黒い粒子が少しだけ揺れる。
その瞬間。
風雅の腕の黒い紋様が反応した。
ジジッ……
風雅は袖で隠す。
緑龍 風雅《白夜》
黒核。
その前に立つ第一席。
誰よりも強い存在。
しかし。
その身体は。
少しずつ限界へ近付いていた。
翌日。
十二席会議室。
全員が集まっていた。
一人を除いて。
議題。
《境界・颯について》
白狐 颯。
第十二席候補。
愛水 怜《無刻》
画面に映るデータ。
《能力︰境界》
《第一接続︰透過》
《侵食率︰測定不能》
愛水 怜《無刻》
灰渕 博《静界》
愛水 怜《無刻》
沈黙。
赫鞘 樹《赫災》
黒巌 凛《灰霞》
凛が画面を見る。
黒巌 凛《灰霞》
黒巌 凛《灰霞》
全員が黙る。
それは。
今まで存在しなかった現象だった。
その時。
会議室の扉が開く。
入ってきたのは。
風雅。
緑龍 風雅《白夜》
全員が見る。
緑龍 風雅《白夜》
緑龍 風雅《白夜》
少し間。
緑龍 風雅《白夜》
驚く者もいた。
蛙神 蓮《断鐘》
風雅は答える。
緑龍 風雅《白夜》
第一席。
その言葉には重みがあった。
誰も反論できない。
会議後。
廊下。
颯が風雅を呼び止める。
白狐 颯
風雅は振り向く。
白狐 颯
沈黙。
風雅の表情は変わらない。
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
白狐 颯
白狐 颯
白狐 颯
風雅は窓を見る。
緑龍 風雅《白夜》
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
緑龍 風雅《白夜》
颯は黙る。
風雅は少しだけ笑う。
緑龍 風雅《白夜》
緑龍 風雅《白夜》
その夜。
風雅の部屋。
一人。
鏡を見る。
黒い紋様。
侵食率。
68%
端末に表示される数値。
風雅は目を閉じる。
緑龍 風雅《白夜》
しかし。
その時。
警報が鳴り響く。
《緊急残滓反応》
《王骸級》
本部全体が騒然とした空気に包まれる。
局員の声が響く。
「王骸級確認!」
「十二席、出動してください!」
王骸級。
通常の残滓災害とは異なる。
十二席が全員出るべき存在。
格納庫。
十二席が集まる。
颯も向かう。
だが。
風雅が止める。
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
緑龍 風雅《白夜》
第一席の顔になる。
緑龍 風雅《白夜》
颯は悔しそうに拳を握る。
しかし。
その時。
遠くから。
声。
「境界」
颯だけが聞く。
そして。
黒いノイズが足元から広がる。
今までより。
強く。
濃く。
白狐 颯
地下。
黒核も同時に鼓動する。
ドクン。
ドクン。
まるで。
王骸級の出現を。
待っていたかのように。