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コメント
5件
能力の使いすぎで限界がきたのかな、jpさん大丈夫かな…… 王骸級はとんでもないな…… 続きがめっちゃ気になります!
境界局本部。
警報音が鳴り続けている。
赤い照明。
慌ただしく動く局員。
《王骸級残滓》
その言葉だけで。
空気が変わる。
王骸級。
灰級。
骸級。
異骸級。
そのさらに上。
単独で都市機能を停止させる可能性を持つ存在。
一般部隊では対応不可能。
十二席が出るべき災害。
格納庫。
十二席が集まっていた。
樹が装備を確認する。
赫鞘 樹《赫災》
赫鞘 樹《赫災》
灰渕 博《静界》
少し笑いながら博が言った。
隣で唯が笑う。
赤橙 唯《蒼祈》
龍樹 琥珀《葬列》
蓮は拳を握る。
蛙神 蓮《断鐘》
いつもの十二席。
しかし。
一人だけ。
風雅の様子がおかしかった。
颯はそれに気付く。
白狐 颯
風雅は振り向く。
白狐 颯
一瞬。
風雅の目が揺れる。
しかし。
すぐ戻る。
緑龍 風雅《白夜》
嘘。
颯には分かった。
王骸級残滓出現地点。
海沿いの工業地帯。
巨大な黒い影が立っていた。
周囲の建物は崩壊。
空気そのものが重い。
白狐 颯
異骸級とは違う。
存在しているだけで。
世界が拒絶しているような感覚。
十二席展開。
愛水 怜《無刻》
紫苑 陸《虚路》
桃園 天音《灯火》
連携。
一切の乱れがない。
これが十二席。
王骸級が動く。
地面が割れる。
一撃。
蓮が受け止める。
蛙神 蓮《断鐘》
衝撃を返す。
しかし。
押し負ける。
蛙神 蓮《断鐘》
樹が前へ出る。
赫鞘 樹《赫災》
炎。
さらに。
赫鞘 樹《赫災》
空間が燃える。
だが。
王骸級は耐えている。
凛が動く。
黒巌 凛《灰霞》
視覚を奪う。
しかし。
王骸級は動きを止めない。
黒巌 凛《灰霞》
十二席の攻撃が。
少しずつ押し返される。
颯は見ていた。
戦い方。
能力。
連携。
そして。
気付く。
白狐 颯
王骸級残滓は。
ただ暴れているわけじゃない。
何かを探している。
その視線。
一瞬。
颯へ向く。
白狐 颯
その瞬間。
残滓が咆哮する。
黒い衝撃波。
十二席全員へ迫る。
緑龍 風雅《白夜》
風雅が前へ出る。
龍樹 琥珀《葬列》
琥珀が止める。
龍樹 琥珀《葬列》
風雅は答えない。
手を前へ。
第一スキル。
《白圧》。
空間へ圧力をかける。
衝撃波の軌道が変わる。
しかし。
残滓の力は完全には止まらない。
風雅の腕。
黒い紋様が広がる。
颯が気付く。
白狐 颯
残滓が再び動く。
風雅は一歩踏み込む。
だが。
その瞬間。
颯の足元。
黒いノイズ。
今までとは違う。
濃い。
まるで。
王骸級残滓に反応しているように。
そして。
声。
「境界」
「触れるな」
白狐 颯
その声には。
感情が籠っていた。
焦り。
そして。
警告。
残滓が。
突然、動きを止める。
全員が見る。
残滓の視線。
颯へ。
そして。
ゆっくり。
膝をついた。
龍樹 琥珀《葬列》
愛水 怜《無刻》
緑龍 風雅《白夜》
風雅だけが。
何かを感じ取っていた。
残滓は。
攻撃を止めたのではない。
何かを。
認識した。
その瞬間。
残滓の身体から黒い粒子が溢れる。
颯へ向かう。
しかし。
風雅が前へ出る。
緑龍 風雅《白夜》
残滓ではなく。
自分自身に言うように。
颯は拳を握る。
緑龍 風雅《白夜》
黒い紋様。
さらに広がる。
そして。
颯の頭の中に。
一つだけ。
声が響く。
「白夜は、限界に近付いている」
白狐 颯
その言葉と同時に。
風雅の身体が。
一瞬だけ揺らいだ。
第一席。
最強の存在。
その限界が。
見えてきたのかもしれない。
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紅優
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