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初恋

stxxx 黄青 学パロ タヒネタ

彼に依存しちゃう自分が気持ち悪い

友達でもない、恋人でもない

ただお互いが生きられるように 縛りつけるだけの

汚くてぐちゃぐちゃした関係

死にたいです、

って僕が言ったら

…僕もしぬ

って彼が言う

あー、消えたい

って彼が言ったら

僕が先に死にますよ

って僕が言う

どんなに苦しくても

お互いを失うのは怖いから生きてる

勝手にしなないで律儀に報告するのは 少し寂しいから

明るい君と控えめな僕

学校では仲良くできないし

彼の友達になれない

お互いが1番大切だけど 恋人にもなれない

ただ利用するだけ

青ちゃんは僕のことなんとも 思ってないかもしれないし

青ちゃんに対して特別な感情を 抱いちゃいけないのもわかってる

でもそれでも

え!?やば!!

青ちゃん天才じゃん!!

 表に出さなくてもいいから

青ちゃんって呼び方も

え、何の話?

青ちゃん俺にも教えてや

君に何かを教えてもらうのも

大袈裟…

赤くんが馬鹿なだけでしょ

いや…これ俺も解けない…

青ちゃんは先生みたいだね

青ちゃんを先生っていうのも

全部僕だけにしてほしかった

…、きもちわる

は、?

あ、やば…つい口に

…感じわる、

意味わかんない

何にも知らない あいつの方が青ちゃんの近くにいて

ま、、

彼の近くにいたいって欲が溢れ出る

でもあの日僕の青ちゃんって呼ぶ声に 振り返ってくれない君を見てから

彼の名前を呼べなくなった

…っ、

意味わかんないです、、!

散々めんへらかましたくせに

僕のことどうでもいいなんて

もういやですよ…

なんて1人になった教室で愚痴をこぼす

その時彼の机が目に入る

正しくは机の上に置いてあった鍵

っは、

少しくらい僕が振り回してもいいだろう って汚い欲が僕を支配する

…待ってるね、青ちゃん

気がつけばその鍵を手に取って 彼の部屋のベッドに横たわっていた

…あれ、鍵あいてる

大好きな彼の声が聞こえても 僕は冷静になれなくて

僕だけのものにしたいって欲だけで 彼に手をかけた

…かわいいです

目が覚めなくなった彼に声をかける

 式でもみんなは青ちゃん、青ちゃんって泣き叫ぶんですかね

いつもは嫌でしたけど

…こんなにかわいいから

 その日くらい青ちゃんって呼んでもいいのかなって思います

 でも僕が青ちゃんって呼ぶのは今日が最後なのに

少し羨ましいです

…青ちゃん、待たせてごめんね

彼の体から尖ったそれを 抜いて自分の喉元へと向ける

 最後みたいな感じで終わらせたけど

最後に青ちゃんっていうのは 少しちがったかな

だから彼の耳を切り落としてから 僕は最後の声を出した

さよなら、水嶋さん

自分の感情を理解しないまま 僕の初恋は終わった

でも終わったのは僕の初恋だけじゃない

僕らの小さな惑星での出来事

ちっぽけだけどぎゅーっと詰まった物語

それがもう全部終わった

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