異世界転生しました

あの事件から数日後

何度か記者の人が家に来たけど一言も話さないで過ごしてる

アヤセがいないこと以外変わり映えはしない

いつも通りの日常

あの事件から家に帰るとアヤセの物は何一つなく研究所ももぬけの殻だった

まるで存在を否定するかのように

でも俺達の記憶には残ってるからこれからも忘れないようにアヤセとの思い出を大切にしていこうと思う

学園から出てからも俺達は各地を転々としている

あの事件の後アヤから手紙があった

ごめんとありがとうと契約破棄の魔法陣の紙が4枚

破棄するかは自由にしていいってことだろう

でも俺達はその紙をビリビリに破いてやった

アヤと契約して後悔したことはないしアヤに会えて良かったとも思ってるから

アヤの力借りるね

いつか会いに行くから

その時まで元気でいてね

すまんアヤセ利用してしもうた…

でも元気にやってるで

前より生徒会もよくなった

全部アヤセのおかげや

ひと段落したらひとらん達と国に遊びに行くからな

あの後俺は魔王ということになった

そうということになった

魔王ではない

ただ魔王の血が半分入ってるだけ

シンが自分の魂と引き換えに魔王の力を抑えてくれた

だからシンのためにも俺は頑張って生きるんだ

メールは魔王の国だってことで各地から戦いに来る人がいるけど

メールには結界を張ってるから俺が良いと思わない限り入れない

このまま生涯を生きていこうと思ってる

まぁ悪くない人生だよ

転生して多分良かった