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朝の拠点は、いつもより妙にざわついていた。

あらたろ

みんな、今日から“料理当番シャッフル制度”をやってみない?

あらたろ

なんかみんな料理できそうだし、やってみようかなと思って。

その瞬間、Dinoがやる気満々に言った。

Dino2

がんばるぞ〜!!

Kraken

……私は安全第一で。焦げないようにするよ。

Squid

僕も少しはできるから頑張ってみるよ。

Koala

……腕が鳴るね。完璧な煮込みを……

あらたろ

陽葵は料理うますぎるからちょっと待ってて。

陽葵

わかった…

悠翔

僕は参加

あらたろ

お前は料理下手すぎて話にならんから待ってて。

悠翔

…!

あらたろ

事実だろ。

悠翔

…事実…。

あらたろ

まずは、みんなでそれぞれ料理を作ってみよう。

few minutes later

あらたろ

分量は完璧……味は……まあ、期待してくれ。

Kanadeは優しく微笑み、材料を切りながら、

Kanade

みんな、焦らずに。美味しいものを作ろう。

キッチンでは、すでに小さな爆発が起きていた。

Dinoの鍋から立ち上る煙は辛味の刺激で咽せるほど。

Krakenのフライパンは黒焦げだが、匂いは意外と美味しい香りだった。

Squidの手際はよいが、具材が跳ねて飛び、壁や床に散らばっている。

Koalaは煮込みをひたすら火にかけているが、まだ完成せず、何度もタイマーを確認している。

一同

さぁ、召し上がれ!

悠翔の目の前には、“謎の6皿”がずらりと並んだ。

悠翔

………??????

一皿ずつ手をつけるたび、皆が期待と不安の入り混じった表情で見守る。

悠翔

……ありがとう。みんな、気持ちはすごく嬉しいよ

Dino

スパイスをたくさん入れたよ!!

悠翔

う、うん……なるほど……

続いてKrakenの黒焦げハンバーグ。

悠翔

……見た目はすごいけど、意外と……いける……??

Squidのパスタは麺が少し飛びながら皿に乗っていた。

悠翔

……うん、うん、……具材が散乱しているのも味のうち……?

その後、悠翔はあらたろのスープを口に運んだ。

あらたろ

どうだ、完璧な計量の結果だ。

悠翔

う、うん……計量は完璧なんだけど……味が薄い………ね。

Kanadeはそっと微笑み、少量のスープを悠翔に差し出す。

Kanade

少しずつだけど、味は優しいのよ。どう?

悠翔

うん、これは普通に美味しい。ありがとう。

Koalaはまだ煮込みを完成させられていない。

Koala

……あともう少し……まだ完成まで時間が……

悠翔

コアラ、今日は半分完成しただけで十分…だよ。

ついに全ての皿を食べ終えた悠翔の顔は、疲れと安堵が混じった表情になっていた。

悠翔

今日は、本当にありがとう。みんなの気持ちがすごく嬉しいよ

キッチンにはまだ煙が残っていて、少し混沌としていた。

Roblox Book Ⅱ【99夜の森-2 : Marks of the Forgotten】

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