彼女は目をつぶる
高木
今日もにっこにこだなー笑
七瀬
目を開けるのが怖いの
そう言って彼女は目を開けずに生活してる。
家にいる時は開けているんだとか…
休み時間
七瀬
お!これは高木くんだな!?
高木
変な特技を持つな。
そう言って俺はため息をつく。
七瀬
えっへへ~(///∇///)ゞ
これなら誰かわかると思ってさっ!
これなら誰かわかると思ってさっ!
七瀬
だって考えて?すごくない?音と近くの匂いで誰かわかるの!
高木
確かに凄いけど。
俺はまたため息をついた。
そんなある日オレは彼女にサングラスを買いプレゼントした。
高木
これじゃあダメなのか?そういう問題じゃなかったのか?
七瀬
え!これ私に?え!え!
彼女は俺の発言を聞いてないようだった。
高木
これで多分目が開けられるだろ
そう言って彼女にサングラスを渡した。彼女はサングラスをとても気に入っていた。
七瀬
今ね!サングラスつけたけどまだ目は開けてない!
高木
どんな報告だよ。早く目を開けろ。
七瀬
ん〜。。。よし!じゃ〜いくよ~!!
七瀬
せーの!
パッ
彼女は目を開けたんだと思う。
高木
どうだ?どうなんだ?
俺が彼女に聞く。でも彼女は何も言わず俺をじぃ〜っと見ている気がした。
その予想は当たっていた。
高木
どうした。
やっぱり何も答えない。
七瀬
……んだね。
ボソッと何かが聞こえた。
高木
んー?
俺はスマホをいじりながらもう一度聞いた。
七瀬
高木くんって意外とかっこいいんだね。
高木
意外とって。(笑)余計な一言だな(笑)
そう言いながら俺は彼女に顔を向けた。
彼女はサングラスを外し俺をじっと見ていた
高木
えっ。
俺は思わず声が出た。
彼女はすぐ気づき一瞬で目をつぶりサングラスをした。
七瀬
あ、あは!あははははー!
彼女は俺に何も言わせないように必死に誤魔化す。
俺はあえて何も言わなかった。
七瀬
それにしても高木くんがそんなにかっこいいなんて思わなかったよ~!
高木
ありがとう。おまえもサングラス似合ってるよ。
そう言って今日は解散した。