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村の奴ら皆56しじゃ🪓( ◠‿◠ )💉
殺魔
殺魔
季節は冬
ある村に、存在しないと言われている 獣人の兄弟が誕生した
その兄弟は、酷い差別を受けた
兄弟母
兄弟父
この村に僕達の味方は居ない
ひたすら殴られて、蹴られて、 血まみれになる毎日
いちばん辛いのは冬だ
僕達は褒められたことも、 もちろん祝われたこともない
誕生日なんて、いちばん虐待や虐めが エスカレートする辛い日だ
悲しみ、苦しみ
嬉しさや楽しさなんて知る由もない
兄弟母
兄弟父
兄弟母
兄弟父
もうヤダ…
そこらへんの…うん。
解放されたい…
KUSOMOBU☆(つかいまわし)
KUSOMOBU☆(つかいまわし)
KUSOMOBU☆(つかいまわし)
KUSOMOBU☆(つかいまわし)
やめて…
兄弟母
兄弟父
もう…
楽にして…
ザクッザクッ
綺麗に雪化粧された広い街を
歩き続ける2つの 足音が聞こえてくる
音の持ち主は…
ショッピ
ゾム
ショッピ
ショッピ
ゾム
ショッピ
ゾム
ゾム
ショッピ
ゾム
ショッピ
ゾム
ショッピ
ゾム
ゾム
ゾム
ゾム
ゾム
ゾム
よく見ると、ショッピの足は赤から紫っぽい色 へと変化していっている
ゾム
ゾム
そこらへんの…うん。
ゾム
そこらへんの…うん。
KUSOMOBU☆(つかいまわし)
ゾム
ゾム
俺たちはとっさに路地裏にあった ダンボール箱の中に入った
大きいサイズだったから、 2人入るには十分だった
みんな帰ったのだろうか
急に静かになった
暗い
でも
寒いという感覚は無くなってきていた
ショッピも疲れてしまったのか ぐっすり寝ている
俺も眠い
でもここで寝たら また襲われるかもしれないから
ショッピを守らないといけないから
でもあまりに耐えきれず、
俺は自分の意識を手放した
どれくらい寝たのだろう
周りの景色は変わっていなかったけど、
寒さはいっそうエスカレート しているみたいだった
通行人はみんな何重にも重ね着をしている
雪も激しくなってきた
耳や手、足の感覚も無くなってきている
きっとショッピもだろう
ショッピ
ゾム
ショッピ
ゾム
ショッピ
ゾム
ショッピ
ゾム
ショッピ
ゾム
ショッピ
ゾム
ショッピ
ゾム
ゾム
ゾム
ゾム
ショッピ
ゾム
ショッピ
この後どうしようかな …なんて考えているのもつかのまだった
ショッピ
ゾム
ショッピ
俺たちは唯一 痛い時だけ涙が出る
それ以外ではほぼ泣かない
殴られても、蹴られても
ゾム
ゾム
ショッピ
ショッピの腕がだんだん血の色で染まってきた
ゾム
…ん?なんやこれ?
ショッピの腕になんか刺さっとる…
俺はそれを抜いて近くで見てみた
すると、その細長いものは俺の首に絡みついた
ゾム
ショッピ
ショッピ
細長いものは隙をついて ショッピの首にも絡みついた
俺たちは首を絞められ宙吊り状態
まだ子供の俺たちには、 全く対処出来なかった
さらに時間が経った
俺らは意識を失いそうになっていた
ただただ、ずっと苦しみ喚いていた
その時、誰かがこっちへ走って来るのが見えた
その人は刀(?)みたいなものを持っていて、 赤いマフラーをつけていた
もう1人は、眼鏡をかけていて、スーツ姿だった
こちらになにか話しているようだったが、
体が限界だったようで、 俺たちは共に意識を手放した