勇者
ようやく着いたな
聖女
ここが魔王城……!
魔法使い
入りましょうか
勇者一行の荷物持ち
……
魔王城内部
黒髪の男
これより定例会を始める
黒髪の男
まずは最近起こった出来事について───
勇者
魔王はここか!
黒髪の男
は!?勇者一行!?
勇者
ここであったが100年目!その首、貰うぞ!
バシュッ!
勇者
ってなんだこれ!ツル!?
聖女
きゃっ!
勇者一行の荷物持ち
!?
魔法使い
完全に拘束されてしまいましたね
魔王
……
周りに草が茂ってる女
間一髪でしたね
勇者
お前の仕業か!
ゴツン!
周りに草が茂ってる女
痛っ!
黒髪の男
間一髪じゃないだろ!
黒髪の男
警備はお前の管轄だ!
黒髪の男
またサボったのかマフタ!
マフタ
私には別の仕事があるので、手が回りません
黒髪の男
おい、ネモ
ネモ
勇者なんか何年も来てないから、と油断していた、と
魔王
……マフタ
マフタ
あ、
マフタ
ま、魔王、様
魔王
いいご身分ね、
勇者
おい!離せ!
勇者一行の荷物持ち
(いや離すわけないだろ)
黒髪の男
……とりあえず、そこの勇者は牢に放っておけ
黒髪の男
他の奴らはまだ縛っておけ、マフタ
マフタ
わかりました
聖女
あ、あのぅ
聖女
なぜ勇者だけ、?
黒髪の男
これは魔王様のご意向だ
魔法使い
……
ブチッ
魔法使い
あ、取れた
勇者
よくやった!逃げるぞ!
炎を纏っている男
おっと
炎を纏っている男
行き止まり、ね?
勇者
うわっ!火熱っ!
炎を纏っている男
あははっ火傷するかもー
勇者
魔法使い!水!
魔法使い
こ、これは、!
魔法使い
このようなすごい熱の火をすごい勢いで出している、?!
魔法使い
それに床も燃えてないってことは自分で調整してるの!?
魔法使い
それに、ブツブツブツブツブツブツ
勇者一行の荷物持ち
(うわ、また自分の世界入ってる)
炎を纏っている男
はい!投獄!







