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第三話
今日は紬ちゃんとお泊まり会、
紬
結々
紬
結々
私はベッドに座り込む。
結々
お泊まり会をすると、よそ行きスイッチが切れないから、 その分疲れる。
ブーッブーッ
結々
紬ちゃんのスマホ画面に、通知が来る。
その通知は、 「明日のカラオケ、予約しといたよー!」 という、大崎からの連絡だった。
結々
私は紬ちゃんのスマホを手に取り、 パスコードを入力する。
結々
嬉しさで舞い上がりそうだけど、 今の私には時間が無い。
簡単に大崎との連絡画面を開くと、集合時間の情報も掴めた。
私はそっとスマホを閉じる。
紬
結々
紬
結々
翌日
結々
美咲
結々
美咲
結々
美咲
カラオケの受付を終え、大崎と紬ちゃんが来る時間よりも 早めに準備が整った。
あとは適当に時間を潰して、現場を抑えるのみ。
20分後
結々
美咲
結々
ドリンクを注ぐため、受付の後ろへ回ろうとすると、 そこへ大崎と紬ちゃんが到着した。
結々
紬
結々
美咲
大崎
自然な流れで解散すると、大崎たちは、 私たちの隣の部屋に入って行った。
美咲
二人と遭遇して約40分、そろそろ頃合いかな、
美咲
結々
結々
美咲
美咲ちゃんには、トイレという口実を作り出し、 抜け出しているため、出来るだけ手早く済ませたい。
私は部屋を出ると、大崎たちのいる部屋の前で立ち止まる。
結々
騒がしい店内の雰囲気に反して、 大崎たちの部屋からは、物音ひとつ聞こえない。
私は恐る恐る扉を開ける。
僅か1センチの扉の隙間から、大崎たちの様子を伺う。
部屋の中では、二人が何かを話していた。 外が騒がしく、内容までは聞き取れない。
すると、大崎が紬ちゃんの肩に手をかけ、押し倒す。
必死に抵抗している紬ちゃんを、大崎は無理やりソファーに押し付ける。
私はその瞬間、スマホのシャッターを切る。
カシャッ
無音の部屋に、私のシャッター音が鳴り響く。
結々
結々
大崎
結々
紬
私は二人に近づくと、紬ちゃんの手を取る。
紬
結々
結々
私は、紬ちゃんを部屋の外に出すと、扉を閉める。 紬ちゃんにとっては状況の理解が追いつかないだろうけど、 私の意図が伝わらないほど馬鹿では無い。
私は大崎に近づくと、大崎のネクタイを掴み上げる。
顔との距離が近づく。
すると、大崎の顔が恐怖に変わる。
結々
結々
大崎
結々
結々
結々
私はそう言うと、ネクタイを離す。
大崎
結々
結々
私は、素知らぬ顔をして、部屋から出る。
続く