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4 - 第四話

♥

17

2022年09月12日

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第四話

、、、

いつもと変わらない通学路。

それなのに、今日はひどく寂しげに思える。

結々は大崎くんから助けてくれた。だけど、どうしてあそこまで タイミングよく助けに来れたのかが引っかかる。

単に偶然ではない気がする。

でも、、、

結々

あ、!紬ちゃんっ!

ゆ、結々、おはよー!

結々

はぁ、ふぅ、もうっ、紬ちゃんったらどこ行ってたの?

結々

毎日一緒に登校するって約束したじゃん!

ご、ごめんね、日直の仕事しないといけなくて急いでたの!、、

結々

、、、ふぅん、そうなの?、

うん、ごめんね、何も言わなくて、

結々

、、ううん、大丈夫!

結々とは仲良くしたいけど、、だけど、何か引っかかる。

結々

、、、

学校

結々

それでね〜______

え〜___

先生

おーい学級委員!

結々

あ、はい!

先生

ちょっと手伝ってくれ!

結々

ごめんね紬ちゃん、ちょっと行ってくる!

うん!、、、

、、、

先輩

______すみませーん、川崎紬さんいますかー?

え、あ、私です!

先輩

紬ちゃん、ちょっと来てー、

!、先輩?_____

結々

ふぅ、

先生

助かるよ、小橋、

結々

はい、これは持ってっときますね!

先生

あぁ、頼んだ

私はそう言って大きなゴミ箱を持ち上げる。

結々

重っ

結々

うぅ、最悪、、、

結々

よいしょっ、

結々

はぁ、疲れる、、

私は、階段の踊り場に着くと、大ぶりなゴミ箱を持ち直す。

結々

、、、紬ちゃん、、、?

階段の下には、見慣れない顔の男と、紬ちゃんがいた。

紬ちゃんが「先輩」と呼んでいることから察するに、3年生の先輩だ。

なにやら親しげに話す二人の間には、 小さな恋心が芽生えかけていることに気づく。

先輩

紬ちゃん、最近委員会でよく見かけるからさ、働き者でいい子だなーって思って、

そ、そんな、、恐縮です、、、

二人はどこか恥ずかしそうに視線を泳がせる。

結々

、、、っ

その瞬間、ゴミ箱が落下する。

大きな音を立てて階段を下るゴミ箱からは、 ゴミがこぼれ落ちる。

手が滑った訳じゃ無い。

、、、これはあくまで意図的だよ?、、、

ドンっ!!

先輩

痛っ

落下したゴミ箱が先輩の足に当たる。

せ、先輩、?____

結々

_____すみません!先輩、、!

私は急いで階段を駆け降りる。

結々

怪我、して無いですか、、?

驚いて尻もちをついた先輩に、手を差し出す。

先輩

へっ、、?あっ、怪我は大丈夫ですっ!!

顔を真っ赤ににした先輩は、私の手を取らずに大急ぎでかけて行った。

、、、

結々

、、、はぁっ、紬ちゃんったら、世話が焼けるんだから、

結々、_____

結々

紬ちゃんも、そろそろスルースキルを身につけないとねっ、

、、、うん、そうだね、

結々

、、、

結々

ほら、予鈴なっちゃうよっ、

そう言って、紬ちゃんの背中を軽く叩く。

結々

私は____

結々

ゴミを片付けないと

続く

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