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昔々ある所に、木偶という気の弱い鬼がいました。ですが木偶は人一倍優しい鬼でした。

その日木偶は、1人で散歩をしていました。すると泣き声が聞こえます。

赤子がいました。赤子といえどここは鬼たちの領地。見つかればきっと食い殺されてしまう。

そう思った木偶はその子に術をかけて川に流しました。この術は他の鬼達には出来ないことでした。

木偶

鬼に見つかってはいけないよ。元気でね。

10数年たった晴れた日の事。そいつは現れました。

仲間の鬼達は次々に殺られ、木偶はビクビクしながら岩の影に隠れていました。

木偶

(お願いだから...殺さないで。僕は何もしてないのに...)

??

チッこんな所にまだ残ってたのかよ

木偶

(!!見つかっ...)

木偶

(あの時の...赤子?)

ザシュッ

木偶

大きく...なっ...たねぇ...

そして木偶は死にました。

??

あぁ

桃太郎

なんだか懐かしい気配の奴だったな

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