テラーノベル
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「君にとっての夏の音ってなに?」
僕は君に聞いた。
君は「雨の音かな」って言ってた。
「りくちゃんは?」
と、君が僕に問いかける。
「僕は────」
宙を切って
言えなかった言葉を飲み込み
君に伝える。
「特にないかな、w」
「えーないのかー笑」
本当は、君の泣く声が僕にとっての
「夏の音」ってことは秘密。
伝えてしまったら関係が終わってしまいそうで、
今日もまた僕は言葉を飲み込んだ。
コメント
33件
よろしくねw
わかったw 全然いいよw
感謝ですw