渚
でもいざ書くってなったらなんて書こうか分かんないな
渚
父さんは家事とかしてくれてるからすぐ書けるんだけど
渚
姉ちゃんはなぁ
渚
ましてや美咲姉ちゃんとか無理っしょ
渚
まぁでも色々感謝はしてるのは事実だから
渚
感謝してる事を書いて、それからまとめようかな
渚
感謝してること、、、感謝してること、、、
渚
んー
渚
無くね?
※失礼すぎる
渚
え、なんかあるっけ
渚
あの人達自己中やし、僕がどちらかと言えば面倒見てるというか
渚
僕よりも2人の方が下なんじゃね?
渚
まぁ、、、それっぽいこと書くか
1時間後
先生
はい、これで授業終わりますね〜
先生
それでは各自下校をしてください
渚
結局あんま書けなかった、、、
先生
あ、帰る前に一ついいかしら
先生
皆さん
先生
今、この近くに不審者が彷徨いてるという情報が入ってきました
先生
卒業シーズンですから気を緩めないで下校してください
先生
それと、できる限り人通りの悪い場所は避けて下校することと、可能ならば2人以上で帰ると良いでしょう
渚
へ〜不審者か〜
渚
姉ちゃんじゃないよね?
渚
姉ちゃん不審者だったら笑える
※失礼すぎる
渚
まぁ大丈夫だろうし
渚
早く帰って続き書きますか
こうして凪は家に帰ろうとしていた
渚
手紙、感謝
渚
約束
渚
考えることいっぱいだなぁ
渚
約束は考えるよりも実行だからな
渚
感謝っていっても本当に無いんだよなぁ
渚
何も無い
渚
でも優しくしてくれてるのは感謝か、、、
茅
なーぎさ
渚
わ
美咲
今帰ったの?
渚
なんだ不審者かと思った
渚
顔からして不審者
茅
なんて?
渚
や、何もないよ
美咲
いや、あんた一人で大丈夫だった?
美咲
不審者彷徨いてるんだし一人下校は辞めといたら?
渚
家近いし大丈夫だよ
茅
というかあんた何か悩んでる?
渚
え?
茅
あんたすぐ顔に出るからさぁ
渚
や、何も悩んでないよ
茅
考え事してるっしょ
美咲
私もそう思う
渚
いやしてないっすよ〜
渚
御冗談やめてくださいよ〜
美咲
そう?
美咲
なら良いんだけど
茅
何かあったら私達に相談しなよ?
茅
父さんでも良いけど、あの人最近忙しそうだし
渚
(こういう姉ちゃん好きだな)
渚
(優しくしてくれるし、悩みの相談にも乗ってくれる)
渚
、、、
渚
(あ)
渚
(そういうことか)
渚
(感謝ってこういうことなんだ)
渚
(僕は優しい姉ちゃんにいつも助けられてる)
渚
(心を和ませてくれる)
渚
(助けてくれる)
渚
(そんな姉ちゃんだから)
渚
(だから、、、感謝もある)
茅
どうしたの?
渚
ううん
渚
悩み事解決したかも
美咲
そう
美咲
それなら良かった
渚
さ、早く家に帰ろ!