この話は人狼ジャッジメントのキャラで作られていますが、
キャラを知らずとも、人狼のルールが大体わかれば
理解できるようにしていますので
知らない方もご安心ください。
ロディ
エマ
ロディ
エマ
エマ
ロディ
ロディ
ロディ
エマ
エマ
エマ
ロディ
ロディ
サンドラ
サンドラ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
サンドラ
先程からイライラを隠しきれない少年がロディ
それを宥める少女がエマ
そして何やら事情がありそうな双子の姉はサンドラ
おっとりした雰囲気の双子の妹はジェシカ
クリス
クリス
クリス
館の主
館の主
館の主
クリス
館の主
クリス
マリアンヌ
マリアンヌ
クリス
クリス
マリアンヌ
フェイ
フェイ
エリック
エリック
フェイ
高貴な装いの男女はクリスとマリアンヌ
最少年らしき大きな丸メガネの少年がフェイ
不気味な笑いをこぼす男はエリック
ミカ
ミカ
死体のある部屋の前で手を合わせている妖しげな女はミカ
それらを遠巻きに見ている男がこの館の主だ
この館では昨晩人殺しが起こった
みな猛吹雪のなか館に来たわけだが、
そのなかの1人である老人が今朝亡くなった状態で発見された
当然パニックになったが、
外は猛吹雪で出て行く者は誰もいなかった
それぞれ重い空気でお互いを探りあっていると、
ふと館の主が口を開いた
館の主
ロディ
館の主
サンドラ
ジェシカ
館の主
館の主
クリス
クリス
クリス
館の主
クリス
館の主
館の主
館の主
ミカ
ミカ
館の主
館の主
館の主
フェイ
フェイ
館の主
ロディ
館の主
館の主
エマ
館の主
館の主
そう広間のテーブルに拳銃を置くと館の主はさっさと行ってしまった
あとに残された者は黒光りする拳銃から目が離せなかった
ロディ
ロディ
エマ
ロディ
ロディ
エマ
クリス
マリアンヌ
クリス
クリス
マリアンヌ
サンドラ
サンドラ
サンドラ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
サンドラ
ミカ
ミカ
ジェシカ
ミカの問いにジェシカは視線を彷徨わせてから
ゆっくり語りだした
ジェシカ
ジェシカ
クリス
ミカ
ミカ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
ミカ
ミカ
ミカ
ジェシカ
ジェシカ
ミカ
ミカ
ミカ
そう優しくジェシカに言うとミカは真剣な面持ちでみなに宣言した
ミカ
ミカ
ミカ
クリス
クリス
ミカ
ミカ
ミカ
ロディ
ミカ
ミカ
フェイ
フェイ
フェイ
エマ
エマ
エリック
ミカ
エリックはソファーから立ち上がってニヤリと言った
エリック
エリック
ジェシカ
ジェシカ
エリック
エリック
ジェシカ
マリアンヌ
クリスの後ろで震えていたマリアンヌがふと前に出た
マリアンヌ
クリス
マリアンヌ
クリス
クリス
マリアンヌ
クリス
悲しげに顔を歪ませるも、クリスはそう言われ何も言えなかった
ミカ
ミカ
フェイ
フェイ
ミカ
エリック
エリック
エリック
マリアンヌ
マリアンヌ
マリアンヌ
ミカ
ミカ
エリック
エリック
エマ
エリック
エマ
ロディ
ロディ
物凄い剣幕でロディがエリックに掴みかかる
ロディ
ロディ
エマ
エリック
エリック
エリック
エリック
ロディ
ロディ
クリス
クリス
クリス
ロディ
ロディは握りしめた拳を震わせたあと、
エリックを睨みつけてエマの元へ戻った
ミカ
ミカ
マリアンヌ
マリアンヌ
マリアンヌ
クリス
クリス
エリック
エリック
マリアンヌ
ジェシカ
ジェシカ
フェイ
ミカ
ミカ
ミカ
ジェシカ
エリック
ミカ
エリック
エマ
そうエリックが指さしたのは先程から黙っているエマだった
ミカ
マリアンヌ
マリアンヌ
マリアンヌ
エマ
ロディ
ロディ
エマ
エリック
エリック
エリック
ミカ
ミカ
もうみなの心は決まったようなものだった
この状況でエマを哀れに思う者なんていない
自分が殺されずに済む、ならエマに投票するのは明らかだった
エマ
エマ
ロディ
エマ
エマ
ロディ
エマ
ロディ
エマ
エマ
ロディ
ロディ
エマ
ロディ
ミカ
ミカ
ロディ
クリス
クリス
クリス
ミカ
ロディ
館に銃声が響く
耳を貫くほど大きな銃声は
ロディの叫びと共に吹雪の中に吸い込まれていった
エマ
ジェシカ
ロディ
ジェシカ
ロディ
ジェシカ
ロディ
ロディ
ロディ
ロディ
ロディ
ロディ
ジェシカ
ロディ
ロディ
ジェシカ
立ち去るロディにジェシカは何も言えなかった
次の日
マリアンヌが無残な姿で姿で見つかった
クリス
クリス
クリス
フェイ
フェイ
ミカ
ミカ
ジェシカ
サンドラ
ジェシカ
サンドラ
そう憎々しげにサンドラはエリックを指さした
しかし一方のエリックはこれから処刑されるかもしれないというのに
ニヤニヤとあの歪な笑みを浮かべていた
エリック
エリック
エリック
クリス
クリス
エリック
クリス
エリック
エリック
エリック
クリス
ミカ
エリック
ミカ
クリス
クリス
エリック
フェイ
エリック
エリック
エリック
サンドラ
ミカ
ミカ
エリック
エリック
エリック
銃声が響く
クリス
ミカ
クリス
ミカ
クリス
クリス
エリックの眉間にはしっかり銃弾が撃ち込まれており
即死だというのがわかる
例え憎い相手でも苦しませて殺すような非人道的なことは
クリスは選ばなかったのだった
ミカ
エリック
エリックの過去はひどく凄惨なものだった
彼の生まれた村は占い師が崇拝されており
何かあれば村人たちは占い師を神のように頼っていた
だからこそ
神の血を引いておりながら
占いの才能が欠片もなかったエリックは村中の除け者だった
村人たちからは災いを呼ぶと言われ
両親は才能のないエリックに見向きもしなかった
彼の性格はどんどん歪んでいった
それこそこんな村滅びてしまえばいいと言うほどに
そんなある日
村を集団の狼が襲った
おびただしい数の狼にすぐ村人たちはエリックの両親、占い師に頼ったが、
両親は村人たちをあっさり見捨てて逃げ去った
それからの村は地獄だった
神と崇めていた人物に見捨てられた者たちは何をすべきかもわからず
狼に食い殺されていった
そして小屋に隠れていたエリックも同様に狼に見つかった
エリックも死を覚悟したが、
鮮血に染まった村の荒れ果てを見て
ただただ笑った
笑い続けた
狼なんて無視して笑い続けた
だって本当にあいつらが死んだから
無様に苦しみながら死んだから
エリックは笑いが止まらなかった
そんな彼を見た狼集団のリーダーは
『お前を残しておくと面白そうだな』
『せいぜい生き残れよ、人間』
そう去っていった
血塗れの村に1人残されたエリックは
その狼の姿が忘れられなかった
あれこそ神だ
あんな馬鹿な占い師とは違う
あれが自分の救いの神だと
エリックは確信した
それからエリックは人狼を崇拝するようになったのだった
次の日の朝、
ミカが無残な姿で見つかった
クリス
クリス
クリス
クリス
ロディ
布で隠された遺体の前で手を合わせるクリス
その様子をロディはボーッと見ていた
クリス
クリス
クリス
クリス
クリス
クリスはひとまずミカの部屋の隣のフェイの部屋に向かった
クリス
クリス
返事はない
嫌な予感がして扉を開けた
クリス
そこには首を吊っているフェイの姿があった
倒れた椅子の近くに紙が置かれている
クリスは慎重にそれを手に取ってみる
【みなさん、ごめんなさい】
【もうぼくはこんなじょうきょうにたえられません】
【ごめんなさい】
クリス
フェイが書いたと思われるそれは遺書だった
クリス
フェイの苦しみに少しでも気づいて支えてあげれば
こうはならなかったのでは?
少なくともマリアンヌがいればきっと…
そう思考を暗闇に落としながら広間に戻った
ロディ
ロディ
クリス
ロディ
クリス
ロディ
クリス
クリス
クリス
クリス
クリス
ロディ
ロディ
ロディ
ロディ
クリス
ロディ
クリス
クリス
ロディ
クリス
クリス
クリス
クリス
クリス
ロディ
クリス
クリス
ロディ
ロディは自分と同じように大切な人を守れなかったクリスに
どこか親近感を覚えた
クリス
クリス
ロディ
クリス
ロディ
ロディ
クリス
クリス
ロディ
ロディ
ロディ
クリス
突然クリスが叫んだ
今までとは比にならない剣幕に思わずロディも黙る
クリス
クリス
ロディ
クリス
クリス
クリス
クリス
クリス
ロディ
クリス
クリス
そうクリスは猟銃を抱えてロディに処刑用の拳銃を渡した
サンドラとジェシカの部屋に向かう間、クリスはマリアンヌのことを思い出していた
ポケットに入っている香水の瓶を固く握る
マリアンヌが死んだ時に拾ったものだ
彼女はいつも甘い花の香りがしていた
初めてあったあの時から…
クリスとマリアンヌはお互い貴族だった
もし絵本の世界なら幸せに結ばれていただろう
しかし現実は残酷だった
2人の家は町では有名な犬猿の仲だった
似たような稼業をしている為にライバルで常に険悪な空気が流れていた
当然両者の子供が結ばれるだなんて許されなかっただろう
クリスは子供の頃から勉強が苦手だった
いつも勉強の時間に抜け出して町外れの猟師のおじいさんに会いに行っていた
勇ましい姿にクリスもいつか猟銃を使いたいと思っていた
マリアンヌは奇跡の子と言われていた
途絶えていた占い能力が突如マリアンヌに開眼したのだ
必要以上に過保護な扱いをうけ、
外の世界など知らなかった
そんな2人が出会ったのは成人手前の年齢になった時
ある日マリアンヌが決意して家を抜け出した時に
クリスに出会ったのだ
いがみ合っている家の子供だと知らず、お互い一目惚れした
そのあとも2人は惹かれ合い、いつか一緒に暮らそうと決めた
しかし月日は過ぎ、徐々に彼女も家を抜け出せなくなり、
再び出会えた時はすっかり大人になっていた
それでも2人はお互いを愛していた
そうしてお互いの家の事情を知り、2人は家を抜け出し
駆け落ちした
そして逃げている途中に猛吹雪に会い、この館に来た
クリス
クリス
クリス
クリス
クリス
クリス
様々な憶測をしつつ部屋の前に立つ
猟銃を構えつつゆっくり扉の隙間を覗いて
勢いよく扉を開けて部屋に飛び込んだ
ジェシカ
クリス
そこには手足が獣のように変貌したジェシカがサンドラを抱えて立っていた
クリス
そこで気づく
抱えられているサンドラがピクリとも動かないことを
クリス
ジェシカ
ジェシカ
クリス
ジェシカ
ジェシカ
クリス
ジェシカ
ジェシカ
クリス
ジェシカ
クリス
クリス
クリス
ジェシカ
クリス
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
クリス
ジェシカ
ジェシカ
最初の犠牲者が出た夜
ジェシカ
フェイ
ジェシカ
フェイ
フェイ
フェイ
フェイ
フェイ
サンドラ
フェイ
フェイ
フェイ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
フェイ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
フェイ
フェイ
フェイ
フェイ
フェイ
フェイ
フェイ
ジェシカ
フェイ
フェイ
フェイ
フェイ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
クリス
クリス
ジェシカ
ジェシカ
クリス
そうクリスはジェシカの顔に香水を投げつける
マリアンヌの香水だ
ジェシカ
狼の敏感な鼻に香水がモロにかかりジェシカが怯む
その間にジェシカが離したサンドラを抱えて駆け出した
ロディ
クリス
クリス
ジェシカ
クリス
足に爪を立てられて思わずクリスは倒れ込んだ
痛みに歯を食いしばって叫ぶ
クリス
ロディ
クリス
クリス
クリス
ロディ
気絶するサンドラがエマと重なる
ロディ
ロディ
ロディ
クリス
サンドラをおぶって駆けるロディの後ろ姿にぐっと親指を立てる
クリス
そして食いちぎられて既に繋がっていない下半身に目をやってから
クリス
力なく笑って息絶えた
サンドラ
サンドラ
サンドラ
サンドラ
ロディ
サンドラ
サンドラ
ロディ
ロディ
ロディ
サンドラ
ロディには本当のことが言えなかった
大切な妹が実は人殺しと聞くよりよっぽどマシだと思ったのだ
ジェシカ
後ろを振り返ると巨体の狼が追いかけてきていた
その地獄の底から唸るような声はあの可愛らしい声の面影などなくなっており、
ジェシカかどうかすら怪しい程だった
サンドラ
ロディ
屋敷の扉に体当たりして乱暴に外に出る
来た時より弱くなっている吹雪の中駆けた
しかし雪が溶けかけている地面は滑りやすく、
ロディは走る勢いのまま激しく転んでしまった
ロディ
サンドラ
地面に打ちつけられ、ポケットに入っていた拳銃が地面を滑る
ロディ
ロディ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカがロディの目の前に立つ
ジェシカ
ロディ
とうとうロディが死を覚悟したその時
サンドラ
サンドラが泥だらけで拾った拳銃をジェシカに向ける
その姿にジェシカは悲しいどころか嬉しそうに唸った
ジェシカ
ジェシカ
もはやその言葉は誰にも聴き取ることはできず、
それは彼女の独り言に過ぎなかった
ジェシカ
ジェシカ
サンドラ
サンドラ
サンドラ
サンドラ
サンドラ
ジェシカ
ジェシカ
ジェシカ
あの銃声が響く
エマの命を奪った
エリックの頭を貫いた
あの忌まわしい銃声が何度も響く
それは人間から人狼への復讐を
高々と宣言しているようだった
そこには息絶えた醜く恐ろしい生き物が倒れていた
ロディ
サンドラ
サンドラ
吹雪はいつの間にか止んでいた
ロディ
サンドラ
ロディ
ロディ
ロディ
ロディ
ロディ
誰かの過去
『はあ…はあ……』
『しくじっ………た………』
『ふふ…人間も、結構やるじゃない…』
サンドラ
『!!??』
『く!!?人間…!?』
『や、殺るしかない!!!』
サンドラ
グルルルル………
サンドラ
『………?』
サンドラ
サンドラ
サンドラ
『…………』
サンドラ
サンドラ
サンドラ
足りる筈もないが渡されたそれを取り敢えず食べる
すると少女と自分のお腹が大きな音を立てた
サンドラ
サンドラ
サンドラ
サンドラ
サンドラ
『?』
サンドラ
サンドラ
サンドラ
サンドラ
サンドラ
サンドラ
サンドラ
サンドラ
END
ロディ→市民
エマ→市民
ジェシカ→人狼
サンドラ→市民
クリス→狩人
マリアンヌ→占い師
フェイ→人狼
エリック→狂人
コメント
5件
髪❌神⚫
なるほど。これが髪の引き継ぎの小説?か
さて、わかりましたか…!?( •̀ω•́ )