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次の日

天候は、晴れで空気が綺麗だった

待ち合わせ場所は、何故かカレ―屋さんの前で

待ち合わせ時間よりも早く来た私を出迎えたのはカレ―の良い匂いだった

夏無 ナツナ

(…カレーか…)

夏無 ナツナ

(…もう幼児の頃から食べてないな…)

そんな戯言を心の中で呟いていると…

芥川

ゲホゴホッ)

夏無 ナツナ

…?

私の前を、黒いコ―トが印象の男の人が咳をしながら通って言った

夏無 ナツナ

……確かあの人…

ポ―トマフィアの…

夏無 ナツナ

っ!

私は、目線をあの男に変えた

その先に居るのは、小型犬のようにはしゃいでいる男性

先程目の前を通って行った男性__芥川 龍之介が 黒布を散らす

その黒布が、辺りの自動販売機などを切断する

連 レン

ぇ…?

男性が、その黒布に気付く

逃げようとした男性の足に黒布が絡まり

男性の足の自由を無くした

私は、芥川に向けて走って行き

夏無 ナツナ

ドンッ)

体当たりをカマした

芥川

?!

芥川は、その衝撃で倒れ私の下敷きになった

そのお陰か、男性の拘束が解けた

連 レン

あれ……?足が…!

戸惑っている男性に私は叫んだ

夏無 ナツナ

逃げてッ!

芥川

ッ!何をするッ

夏無 ナツナ

(グッ

私は、力を入れる

夏無 ナツナ

そう簡単には、離さないッ

芥川

ッ!愚者がッ!

芥川

僕(ヤツガレ)の邪魔をするなッ!

黒布が私に向かって飛んでくる

夏無 ナツナ

(嗚呼…)

夏無 ナツナ

(私……死ぬのか……)

夏無 ナツナ

(…さよなら この醜い世界)

瞼を閉じ、死を覚悟する

夏無 ナツナ

ぁ……れ?

目を開く

何処にも怪我はしてない…

太宰

芥川君……辞めたまえ

太宰が、芥川に触れていた

芥川は、ピタリとも動かず 静止している

夏無 ナツナ

…太宰…私の事助けたの?

太宰に疑問を投げかける

太宰

嗚呼…目の前で君が殺されるのは、嫌だったからね

夏無 ナツナ

…?そうなの?

太宰

嗚呼(笑)

芥川

……太宰さん…

漸く芥川が口を開いた

芥川

あの少年は………今回の標的

芥川

だが…この女が邪魔をした

芥川が私を凝視する

夏無 ナツナ

…だから何?

芥川

…は?

ドスの効いた声と共に殺気を放つ

夏無 ナツナ

……私も殺し屋

夏無 ナツナ

気持ちは分からなくは無い

夏無 ナツナ

だけど……

夏無 ナツナ

あの人は…貴方のタ―ゲットでは無い

芥川

……どういう事だ?

芥川

確か…資料にはそう記載されていたはず…

太宰

夏無 ナツナ

…私の異能力〖鬼灯〗は、

夏無 ナツナ

相手の気持ち・思考・人生録などが全て分かる能力

夏無 ナツナ

だけれど…完全に一致して無い場合もある

芥川

なら…

夏無 ナツナ

…でもあの人は〖黒色の絵の具〗さえ見えなかった

太宰

黒色の絵の具……かい?

芥川

……?

夏無が太宰と芥川に指を指す

夏無 ナツナ

貴方達は…黒色の絵の具が染み込んでる

夏無 ナツナ

だから分かりやすい

太宰

………へぇ

芥川

太宰

凄いじゃないか

太宰が夏無に向かって歩いて来る

夏無 ナツナ

……何?

太宰

…丁度探偵社で事件が起きているんだ

太宰

来て貰えるかい?(ニコッ

不気味な程に綺麗な笑み

だけれど……その笑みからは…黒色とは違う 赤色の絵の具が見えた

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