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家族

3 - 家族 後編

♥

54

2021年03月08日

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今日は全然眠れない。

暗くて静かで寒いこの部屋で

春香

お母さん...

春香

どこにいるの、

カタ カタ カタ

誰かが階段から降りてくる

春香

!?

春香

まだ起きていたんだね。

また、怖い夢でも見たのか?

春香

うん...

春香はお父さんに聞きたいことがあるんじゃないかな?

春香

え!?

春香

どうしてわかったの?

はるかの顔を見ればすぐわかるさ。

春香

お父さん...

私は母のことを聞くことにした。

春香

....

春香

わたしのお母さんはどこにいるの?

....

いつかは聞かれると思ってたよ。

お母さんはな.......

その後、父が話したことはあまりにも衝撃的なことだった。

私は思わず泣き出した。

春香

(やっぱり、お母さんは...)

私はより詳しく、本当の母のことを知りたくなったので、

私は昔からここらに住んでいる、船津おばさんに少し話を聞いてみることにした。

私が船津おばさんの家に向かう途中、偶然にも買い物に向かう最中のおばさんに会うことができた

近所のおばさん

あれ、春香ちゃん

近所のおばさん

どうしたの?

春香

こんにちは、船津おばさん!

春香

あのね

春香

ちょっと船津おばさんに聞きたいことがあってね、

近所のおばさん

えー、春香ちゃん
珍しい〜

近所のおばさん

なんでも聞いて頂戴!

春香

うん...

春香

あのね

春香

わたしのお父さんの前のお母さんの話を聞きたいんだけど、、

春香

いいかな?

近所のおばさん

あぁ....

船津おばさんは少し表情を硬らせた。

近所のおばさん

春香ちゃん...

近所のおばさん

知ってたのね

春香

うん...

近所のおばさん

悪いけど、わたしもそんな詳しくは知らないの。

春香

本当に?

近所のおばさん

うん、

近所のおばさん

なんだって急なことだったから

春香

そうなんだ...

近所のおばさん

そういえば

近所のおばさん

春香ちゃんのお父さんと前のお母さんの間にはね、

近所のおばさん

赤ちゃんがいたのよ。

春香

え!?!?

近所のおばさん

うん、、

近所のおばさん

でも、赤ちゃんがまだ生まれて1年もたたないうちに、離婚しちゃってね...

春香

そうだったんだ

春香

春香

で、その赤ちゃんは?

近所のおばさん

ごめんね、その子の行方はよく知らないの。

春香

そっか....

その後しばらくおばさんと話した後、家に帰った。

私は頑張ってこれまで聞いた話を頭の中で整理した。

春香

(船津おばさんが言ってた、赤ちゃんってやっぱり私??)

春香

(でもお父さんは、10年以上前に離婚したんだよね...)

春香

(私は10歳だから)

春香

うーむ

春香

(やっぱり、お母さんは)

春香

....

ふと耳を澄ますと、どこからか泣いている声が聞こえる。

春香

誰の声だろう?

微かではあるが、地下室の方から聞こえてくる気がする。

その時急に、私は自分でも恐ろしいことを考えついてしまった。

春香

(お母さんが地下室に!?)

春香

(お母さんを助けないと!)

その日の夜中に私は地下室に忍び込むことにした。

私は父の書斎に忍び込み、机の引き出しの中に入っている地下室の鍵を取り出した。

春香

(よしっ)

春香

(やっと、本当のお母さんに会える)

私は地下室の入り口へと急いだ

ガチャ

春香

(開いた!)

カタン、カタン、カタン

足音が聞こえる

お父さんだろうか?

いや、お父さんに決まっている。

なぜなら、私はこの15年間 一度も父以外の人間に会ったことがないからだ。

カタン、カタン、、

春香

(でも、なんでこんな時間に)

春香

お母さん!!

とても暗くて、周りがよく見えない

春香

誰!?

春香

お父さんじゃ、ない??

春香

え?

春香

あなたは誰?

私はもう1人のはるかを見つけてしまった。

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