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私、〇〇の娘です。

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私、〇〇の娘です。

2 - 私、朔間零の娘です。

♥

319

2024年01月29日

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〇〇(あなた)

私、朔間〇〇。

〇〇(あなた)

朔間零の、実の娘です。

〇〇(あなた)

最近の悩みが一つ。

〇〇(あなた)

昔のパパが知りたいのに、まっったく教えてくれません。

〇〇(あなた)

ってことで、UNDEADの皆さんに昔のパパについて教えてもらおうと思います。

〇〇(あなた)

ふんふん〜♪

なんじゃ、〇〇。偉くご機嫌じゃのぉ。

〇〇(あなた)

今日、出かけてくるから!

ほう…それは男かや?

〇〇(あなた)

うん、全員男性だけど。

〇〇、いいかえ?男にホイホイついていったら駄目じゃよ。

変な人が近寄ってきたら、我輩にすぐ連絡しておくれ。

〇〇(あなた)

わかってるよ、パパってば心配症なんだから。

〇〇(あなた)

じゃっ、行ってきまーす!

気をつけて行ってくるんじゃよー。

〇〇(あなた)

はーい!

パタン…

…さて、と。

尾行、するか。

〇〇(あなた)

えっと…確か♡♡駅のカフェで待ち合わせだったから…

やほー、〇〇ちゃん。

〇〇(あなた)

あっ、薫さん!すみません、態々お迎えに来てもらって…😥

いいのいいの、零くんの娘さんに何かあったら俺も嫌だからね。

アドニスくんと、晃牙くんは先に行って待ってるって。

〇〇(あなた)

了解です!

じゃっ、行こっか。

〇〇(あなた)

はい!

タッタッタッー

…薫くんとアドニスくん、さらに晃牙とも会うのか。

…尾行、続けるか。

そういえば、〇〇ちゃんの前で零くん昔の口調とか出ないの?

〇〇(あなた)

無いですよ、ずーっと「〜のう。」とか、「〜じゃよ。」とか…お爺ちゃん口調で話しかけてくるんですもん。

まあ、零くんなりに何か考えがあるのかもね。

〇〇(あなた)

…そうだと、いいんですけど。

あっ、そういえばUNDEADの新曲ってもう聴いてくれた?

〇〇(あなた)

聴きました!CDも4枚買いました!!

お、多いね…もはや何用?

〇〇(あなた)

観賞用、友達に貸す用、崇拝用、保存用です。

なるほどね〜。

って、やば!電車来ちゃうから、ちょっと急ごうか💦

〇〇(あなた)

はい!

タッタッタッー

…。

〇〇ちゃん、大丈夫?疲れてない?

〇〇(あなた)

だ、大丈夫…です…

えっ、本当に⁉︎すっごく青い顔になってるけど⁉︎

〇〇(あなた)

す、すみません…

はい、水💦焦らないでいいからね。

〇〇(あなた)

あ、ありがとうございます…

ゴクゴク

〇〇(あなた)

い、生き返りました!!

よ、よかったぁ…

まもなく、電車が2番に到着いたします。

おっ、来たみたいだね。行こうか。

〇〇(あなた)

はい!

タッタッタッー

電車か…同じ車両だとバレちまうから、離れて座るか。

キキィー

ねえ、〇〇ちゃん。

〇〇(あなた)

はい!どうしました?

…ごめん、やっぱりなんでもない!

〇〇(あなた)

そ、そうですか…!

…あそこにいるの、絶対零くんだよね。尾行、してきたのかな?

(小声で)零くーん。

!!

(小声で)何してるの?

シーッ!!

あはは…

〇〇ちゃんにバレたくないからか…気配を完全に消してる。

あんな零くん、初めて見たかも。(小声で)

〇〇(あなた)

ん?何か言いました?

あ、ううん、何でもないよ!

チラッ

ゴゴゴ…(絶対怒ってる顔)

(あちゃー、こりゃ後が怖いな。)

晃牙

おっ、やっと来たか。

アドニス

〇〇、羽風先輩に何もされなかったか?

〇〇(あなた)

羽風さん優しかったですよ!うちのパパよりも!

ガタッ!!

(あぁ〜…零くんこれ相当傷ついてるなぁ。)

晃牙

朔間先輩と、喧嘩でもしたのかよ?

〇〇(あなた)

喧嘩はしてないですよ?でも…やっぱり昔のパパの口調が気になってて!

アドニス

この中で一番、朔間先輩の事をよく知っているのは大神じゃないか?

晃牙

…んで、何が聴きてえんだよ。

〇〇(あなた)

パパの昔の口調と、仕草を教えてほしいんです。

晃牙

朔間先輩の口調と仕草ぁ?

零くん、昔から癖でトマトジュースばっかり飲んでたよね。

晃牙

それと、きゅ…朔間先輩は〇〇の母さんが妊娠する前までずーっと夜起きる生活してたんだぜ。

〇〇(あなた)

えっ!!そうなんですか!?

あーっ、昔の零くん、確かに夜起きてた。それも、〇〇ちゃんのお母さんが妊娠するまでは。

アドニス

ユニットの活動も夜の方が多くなっていた時期があったから、朔間先輩はよく朝方に寝ていたと聞いた。

〇〇(あなた)

…私の知らないパパの話って、やっぱりちょっとワクワクしますね。

ていうか、そろそろみんな何か頼もうよ。みんな、何食べたい?

晃牙

俺様とアドニスは、さっき頼んだから羽風先輩と〇〇は好きなのを頼めよ。

アドニス

うむ、足りなければ俺の分をあげよう。

〇〇(あなた)

ありがとうございます…!

俺決まったけど、〇〇ちゃんは決まったー?

〇〇(あなた)

は、はい!このパンケーキにします✨

じゃあ、ボタン押すね。

ピンポーン

店員さん

お待たせ致しました、ご注文をお伺い致します。

コーヒー1つと、パンケーキ1つお願いしますー。

店員さん

畏まりました、少々お待ちくださいませ。

タッタッタッー

〇〇(あなた)

それにしても、とてもいい雰囲気のカフェですね〜。

でしょ?零くんが行きたがってただけあるよね〜。

タッタッタッー

店員さん

お待たせ致しました、コーヒーとパンケーキになります。

ありがとうございます。

店員さん

ごゆっくり。

タッタッタッー

〇〇(あなた)

薫さんは、ここの店員さんとお知り合いなんですか?

そんなわけないよ〜、俺だってあの子口説きたいけど中々振り向いてくれないから笑

〇〇(あなた)

薫さんに振り向かないなんて…中々難しい子なんですか?

まあ…ね。

晃牙

おい、俺様とアドニスがいるのになんで恋愛の話になってんだよ。

あぁ、ごめんごめん笑

アドニス

羽風先輩、好きな女性がいるのか?

うん、ずーっと片想いの子がね。

〇〇(あなた)

実るといいですね。

ありがとう、〇〇ちゃん。晃牙くん。アドニスくん。

〇〇ちゃんはどう?パンケーキ、美味しい?

〇〇(あなた)

めっちゃ美味しいですよ!

良かった、今度零くんと一緒に行ってあげたら?

〇〇(あなた)

そうですね、パパがOKしてくれたら来ようかな。

<暫くみんなで喋って>

とと、そろそろ帰る時間だ。

晃牙

おー、本当じゃねえか。アドニス、一緒に帰ろうぜ。

アドニス

あぁ。

アドニス

羽風先輩は、〇〇を送ってやってくれ。

…その必要はないかも。

三人

???

〇〇。

〇〇(あなた)

わぁ!?パ、パパ!?な、なんでここにいるの!?

たまたま近くを通りかかったんじゃ、ほれ、帰るぞ。

〇〇(あなた)

う、うん…

じゃあ、〇〇がお世話になったのう。礼を言おう、薫くん。アドニスくん。晃牙。

ううん、気をつけて帰ってね。

晃牙

じゃあな、〇〇。

アドニス

また、今度一緒に出かけよう。

〇〇(あなた)

はい!是非、お供させてください。

タッタッタッー

…さて、帰ろうか。〇〇。

〇〇(あなた)

うん!帰ろう、パパ!

〇〇(あなた)

ただいま〜。

おかえり、〇〇。

〇〇(あなた)

にしても、パパが出かけたなんて珍しいね?何かあったの?

…ここで話すと長くなるから、中で話そう。

〇〇(あなた)

う、うん?

…それで、何で我輩が外にいたか、しかもあのカフェにいたか、じゃったよな?

〇〇(あなた)

う、うん。どうして?

それは…

〇〇、お前が心配だったからに決まってんだろ〜が。

〇〇(あなた)

へっ…

大事な娘が、男と出かけるって聞いて、黙ってられるか。

しかも相手は、薫くん。もし、〇〇が手を出されたらって考えただけで俺様ちゃんキレそうになったわ。

〇〇、今回は晃牙やアドニスくんがいたから手を出されなかったのかもしれないが、次は本当に分からん。

次、薫くんとか他の男と遊ぶ時は俺様同行で行くから、よろしく。

〇〇(あなた)

えっ、えぇ…

昔の口調のパパは、 ちょっと新鮮で怖い。

でも…

〇〇(あなた)

心配症だね、パパは。

〇〇(あなた)

私、今好きな人いないんだ!

〇〇(あなた)

だって私の好きな人は…

"パパ"、だから!

〜Fin〜

私、〇〇の娘です。

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319

コメント

6

ユーザー

いや、、、最高すぎます、晃牙のアイコン犬で吹きましたww フォロー失礼します!

ユーザー

いや、もうおじいちゃん口調も俺零口調も一気に見られるとか最高ですか...?? めっちゃ最高です...‪🫶🏻💞‬

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