凛華
ねぇ君!
一虎
、?
凛華
名前は?
一虎
…一虎
凛華
一虎?
凛華
って呼んでもいい?
一虎
…コク
凛華
これからもこの公園来る?
一虎
わかんない
凛華
また会えたらいいね!
凛華
次は遊ぼうね!
一虎
う、うん、
凛華
じゃあ私帰るね!
凛華
ばいばい!ニコッ
凛華
タッタッ
一虎
…(変なの、
突然話しかけてきた
俺と同じくらいの背の子
俺はまだ弱かったこの時期
父さんに暴力を振るわれていた
痣だらけで
誰も俺に話しかけようとはしない
でも
"あいつ"だけは
話しかけてくれたんだ
強くなってからは仲間が増えた
白い髪
青い瞳
吸い込まれてしまいそうな
綺麗な瞳だった
この時は名前も知らない
歳も
何も知らなかった
ここから俺たちの関係は
始まった






