ずっとずっと

起きて

ご飯を食べる

毎日の日常である

一つ疑問に思う

僕って何のために

生まれてきたんだろう？

両親は群発災害で死亡

ほかの親戚も怪獣の餌食

この年にして一人暮らし

警察もこんな小娘に構っている暇はないと

一人暮らしを強要された

もう、なにを考えて生きていけばいいのか、分からないよ…

なんとなく外に出たい気分になった

ここは海からとても近く、数分歩いただけで海が見えてくる

浜辺によれば、たくさんの貝殻がある

その中でも桜貝は、幸運をもたらすと言われており、縁起のいいものとされている

今日も海側透き通って透明で綺麗

しかし、僕は感情が無い

喜怒哀楽がないのだ

気持ち悪いだろう?

そう言われるのは慣れている

僕は今日も一人で

いや

独りで

過ごしていく

…

はずだったのだ

あの方が来るまでは

僕たちは、幼稚園で解放戦力を測る

小学6年生の時にも

僕は、小学6年生のとき、解放戦力が39%だった

でも、そこから測る機会はなく、その後、どうなっているのかも分からない

僕は、小さい頃から感情が無いコだったので、気持ち悪がられたし、避けられた

最初は悲しかったけど、もう今は悲しくなくなった

慣れたよ、もう

しかし今、今までで一番難しい選択を迫られているに違いない

防衛隊に入るか。という話

なるつもりはないが、なんて伝えれば

認めたくないが、とでもいうような目で見てくる

なんで僕が…

でも、納得いかざるを得ない

世間の常識で行くと僕は相当な有能株らしい

僕は人のためにやることに対してやりがいが感じられない

だから、こんな責任感がない僕には防衛隊なんて、もってのほかだ

第一部隊隊長、鳴海弦はきっぱりと答えた

なら、最初に入るか入らないかを聞いたのは何だったんだ。意味が分からない

まず、防衛隊って、なにをすればいいのか分からないし、

入隊試験も大変そうだし、

こう答えるしかない

少し強めに言ったら聞いてくれる?

無理だったか…

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