しばらく大森のノートを見ていた。
もう、なんていうか涙が止まらなくて
凄い感動した。
「もう死にたいな」のやつは題名があって 「アウフヘーベン」と書かれていた。
他にも「ナニヲナニヲ」や「StaRt」などの 歌詞(?)が多く書かれている。
俺は次のページにも手をかけた。
ガラガラッ🚪
若井
教室に、勢いよく顧問が入ってくる。
先生
先生
先生
そりゃ驚くよな。
練習終わりの男子高校生が 放課後の教室にノート片手に大号泣。
若井
咄嗟に思いついた嘘を並べる。
先生
あれ、信じてる…
結局例のノートを持ったまま、 帰ってしまった。
隣には幼なじみの涼ちゃん。
いつもふわふわしてて、 なにかとモテてる高3。
俺がノート盗ったって言ったら 驚くだろうな~…言わないけど
でもなんか気になって、遠回しに 質問をしてみた。
若井
藤澤
若井
藤澤
若井
藤澤
若井
藤澤
涼ちゃんは黙ってしまった。
さすがに唐突すぎたか…
それでも真剣に考えてるっぽい
うーん、と首を傾げてる。
藤澤
藤澤
藤澤
若井
藤澤
若井
藤澤
しばらくして、涼ちゃんとは別れた。
…仲良くなる、かぁ
そもそも、あんまり登校しない奴に 話しかけるのも無理じゃね?
このノート、いつ返そうかな
頭の中はそんなことでいっぱいだった。
ていうかなんで大森は来ないんだろう…
家に帰り、荷物を置いてソファに寝る。
若井
山中
若井
山中
若井
コイツは綾姉。 母さんの再婚相手の娘…俺の義姉だ。
山中
若井
大森のノートをめくりながら 適当に答える。
山中
若井
山中
山中
綾姉はノートを指さす。
若井
山中
綾姉が出書けた後、夕飯を食べ 風呂も済ませ、今はベットの中。
「ナニヲナニヲ」って歌… なんか狂愛っぽいな…
大森も狂ってるんかな なんて考えながら、歌詞を口に出す。
若井
難しいなぁ…大森って。と改めて思う。
少し気になって、一軍女子率いる クラスのグループラインを覗く。
若井
そこに大森のラインは無かった。
大森side
教室にも校庭にも人が居なくなった 時間帯に俺は学校に行く。
先生
大森
課題を取りに来たのもあるが、 俺が一番心配なのは「歌詞ノート」。
他と間違えて机に入れてしまった。
大森
大森
無い。誰かに盗られた?…
大森
あんなの見られたらしょうが無い。
俺の、俺の「アウフヘーベン」が…
どうも主です。 気分投稿なので短いですが…
今日、風強いですね。 主の家の方は木が折れました笑
怪我はしていないので御安心を
りょつぱも良いけど、もとぱもね
いそべ(主)
コメント
2件
コメント失礼します!このストーリー大好きです!続き楽しみにしてます🍀*゜