これは
貴方達が住む
地球が滅び
新たな銀河が発見され
人々がその星に定着した
そーんな 、少し未来のお話
小さい 男の子の話です
その子は 、 可哀想な子でした
誰かも愛されず
同じ過ちを繰り返すのでしょう
唯一 、 彼が幸せだったのは
小さい頃
らしいですよ
ドン ッ !!(蹴
俺の事を 2人の男が襲った
1人は背の小さい人
なのに、力が俺の倍ぐらい強い
もう1人は俺と同じぐらいの背丈
この人も 、俺以上に強い
逃げる事は出来ない
痛い
痛い 痛い 痛い
痛い痛い痛い痛い
肩を蹴られたせいで腕に力が入らない
その衝撃と痛みで 、思わず壁に もたれかかってしまった
ドン ッ !!(蹴
俺が彼を睨んでしまった事が
どうにか、癪に触ったようで
胃の当たりに重い衝撃が走った
意思とは別に
蹴られた箇所を囲うように体を 縮こませる
きっと 、本能からのSOS
生存本能が痛覚を運んでくる
俺はそんな機能を恨んだ
彼らから目を離してしまった
そう気づいたのは少し後だったが
思わず口を開いた
そんな事言われるなんて夢にも思っていなかったから
瞼を開いて
彼の目を見ようとした
その時だった
水分補給は大事だろ ? 笑
まぶたを開けた途端
目の前に現れたのは
2Lのペットボトル
それを俺に掛ける彼
その光景を笑って見てる彼
真冬の水の冷たさと
簡単な露出箇所の切り傷に 染みる水が
俺を一層苦しめた
目から水滴が溢れ出る
1秒でも期待した俺がバカだった
どうして、どうして俺がこんな目に
こんな思い しなくちゃならないの… 、ッ
わかんない、わかんないよ ッ …
寒さで震える体
もはや 寒いも痛いもどうでもいい
やり直したい
もう一度だけ
この
誰からも助けてもらえなかった
哀しいだけの人生を
コメント
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oh.I love you beyond 愛してます。