テラーノベル
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🤖が大怪我をする話。 軽くですがグロ表現が含まれますので苦手な方はお気をつけください。 🤖と仲良しな🚗仲間が出てきます。 構成員はまだ加入していません。 🚗協会の個人医視点。 3ページ目だけ🤖視点。 出演 個人医、A2オーナー、狐面ギャング、🤖、その他ピンクボス 呼び方や口調など違っていたらごめんなさい。 腐を意識したつもりはございませんが、一部そう見えてしまう所があるかもしれません。 自己責任でお読みください。
深夜。
盗難車を無事納品し、その報酬で新たに手に入れた車をA2 Labで大川さんにカスタムしてもらっている間、2階のCafeで玲と談笑していた。
そんな何気ない日常を送っていた時。
1人の青年が、本来車を直すためのこの店に、徒歩で現れた。
その姿には見覚えがある。
白髪、水色に光る瞳、整った顔。
ロボットであることを隠すため、人の姿に変装したケイン/オーであった。
だがしかし。
左の口角から頬にかけて機体が見えてしまう程に大きく抉れた傷があり、機能していない右腕はだらりと垂れ、火花が散る腹から漏れたオイルは引き摺る右足を伝い赤い道を作っていた。
ケイン
変声機も壊れているのか機械的な声にはノイズが混ざっている。
そす
小峯
ケイン
大川
そす
小峯
ケイン
そす
冷却水に鎮痛剤を混ぜればオーバーヒートしかけていた機体が徐々に落ち着きを取り戻し、見た目よりも大分重い体を横たわらせてやれば目を閉じ眠りについた。
レンチやらドリルやらを持った大川さんが眉間に皺を寄せる。
大川
そす
小峯
そす
大川
小峯
こうしてロボットの大手術が始まった。
この役立たず
スミマセン。
またお前のせいで負けたじゃないか
スミマセン。
ポンコツロボット
スミマセン。
お前はクビだ
スミマセン。
スミマセン。
スミマセン。
スミマセン。
完璧、とまではいかないが、手術は無事成功し、どうにか命は繋ぎ止めた。
玲が集めた情報によると、ピンクを纏った奴らが血眼になってケインを探しているらしい。
そす
ついつい零れた言葉にフッと笑いタバコの火を消す。
そろそろディーラーの仕事へ行った大川さんが戻ってくる頃だろう。
玲もアジトへ帰ってしまったことだし、俺も帰る準備でも始めるか。
そう思い立ち上がった時。
冷たい手に腕を掴まれた。
縋るように、親を追う子供のように、直ったばかりの右手を伸ばすロボットは、まだスリープモードを解除していない。
そす
縫い目の残る頬を指でなぞり、前髪を掻き分け観察する。
人の動きに反応して腕が動いたのか、冷却は正常に行われているか、燃料は不足していないか。
ケイン
そす
ロボットが夢を見るのかは知らない。
だがケインは小さな、ノイズ混じりの声を漏らした。
ケイン
ケイン
ケイン
俺は目を疑った。
あの、自分には感情が無いと否定し続けていた、あのケイン/オーが。
涙を流している。
あぁ、そうか。
個人医も呼ばず、病院にも行かず、仲間に連絡もせず、でも1人ではどうすることもできずに俺達を頼った理由が漸くわかった。
ここなら誰にも知られずに修理してもらえると判断したのだろう。
何で怪我を負ったのかは知らないが、それを隠そうとしたのだ。
失望されたくないから。
捨てられるのが怖いから。
そす
こんなに嬉しいことはない。
あぁ早く、アイツらに会わせてやりてぇなぁ。
夕コ
音鳴
ヘリに高級車にわらわらと。
あっという間にA2がピンク色に囲まれた。
レダー
大川
ケインが再起動したのはあれから3日後の事。
まだ動きはぎこちないが、迷子のお預かりをしていると連絡してやった。
芹沢
牢王
刃弐
小峯
ケインは思考の読めない無機質な声で、まるでそうプログラムされているかのように、ただ一言「スミマセン」と謝った。
そんなロボットに向けられた目は、どいつもこいつも優しいものばかり。
牢王
夕コ
ケイン
音鳴
刃弐
レダー
芹沢
ケイン
ケイン
一歩、一歩と、仲間の元へ歩みを進めるロボットは。
腕を引かれ、肩を組まれ、背中を叩かれ。
大切に大切に扱われていた。
芹沢
ケイン
そす
小峯
大川
牢王
ケイン
レダー
ケイン
レダー
音鳴
刃弐
夕コ
これにて一件落着。
夢が叶う街にまた平穏が訪れた。
レダー
そす
レダー
そす
そす
レダー
そす
そす
そす
レダー
レダー
レダー
そす
レダー
END
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