俺は、ゴミを集めている
なんでかって?
そんなの知る必要ないだろ?
1つの粗大ゴミが、俺の人生を変えたんだ
男
はぁ…今日もうるさいなぁ
町内会のおじさんが叱りに来る
おじさん
いい加減片付けなさい!
おじさん
近所の住民がどれだけ困っていると思ってるんだ!
男
そんなの俺の勝手だろ…
おじさん
はぁ…
重いため息が聞こえた
たまに、テレビの取材が来ることがあるんだ
スタッフ
あのー!取材させてもらってもよろしいですかー?
こういうのは無視だ
だから、近所の人に聞きに行ってるんだ
近所の人
えー?あの人についてですかー?
スタッフ
はい。何か知ってることはありませんか?
近所の人
噂なんですが、あの人は
近所の人
妻に逃げられてからおかしくなったんですよね
好き勝手言いやがって…
スタッフ
そうですか。ありがとうございます
そんなある日、家に火がつけられた
俺は、ゴミを集めに行っていたから無事だった
その後警察が来た
ろくに調査してくれない
当たり前か
だが、俺にとっては好都合だ
俺はあれから、普通の生活を送っている
ゴミを集める理由も無くなったからだ
第2の人生という奴だ
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コメント
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ガチで怖い。
だいぶ嫌われていますね。ゴミ屋敷ですから。 でも、何故ゴミを集めているのでしょう。そういえば、近所の人が 「妻に逃げられてからおかしくなったんですよね」って言ってましたね。 結論から言うと、妻は男に殺 されています。 きっと、男は自分から嫌われるようにしたんでしょう。 誰かが自分の家に火をつけたくなるくらい、恨まれるように。 主人公の目的は、妻の死体処理です。

え、怖…







